映画『エイプリルフールズ』 | 蒼い月と白い猫

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映画やドラマ、好きな役者さんの事をつらつら書いてます。
窪田正孝くん絶賛応援中です。

平日だったけど、仕事の谷間だったので

4月1日に観に行ってきました。


『リーガル・ハイ』のスタッフ&古沢良太さん脚本と聞けば

面白くないはずがない!!


な~んて期待をしすぎてしまったのが、ちょっと失敗^^;;

ハードル上げすぎちゃったなぁ~と反省。



以下、ネタバレあり。

ちょっと辛口だったりもしますので

否定的な感想を聞きたくない方は引き返して下さい。



つまらなくはなかった。

声出して笑っちゃうところもあったし、結構泣けたりもした。

様々なストーリーが同時進行していきながら

最後はひとつに繋がっていくという構成も楽しめた。


あ。いや、まぁ。

繋がりは正直、ムリクリじゃん!って思う所もあったけど(笑)

ばらまいた伏線を、よく回収しきったなという印象。


でも、予告編で観たまんま。それ以上でもそれ以下でもない。

こうと見せかけておいて、最後にどんでん返し!とか

期待しちゃった自分が悪い(笑)


「7つの噓が奇跡を起こす」というふれこみでしたが

メインのお話は3つで、あとの4つは

スパイス程度に振りまかれているだけ。


戸田恵梨香ちゃんと松坂桃李さんパートのお話は

お2人の振り切った演技は楽しめたんだけど

どこか舞台チックなノリで、わざとらしく感じる部分もチラホラ。

特に最後の方の、みんなが矢継ぎ早に

その場しのぎの噓を繰り出してくところなんかも

「え、全然おもんない・・・」と思ってしまった(笑)

どうも画面の向こう側との温度差がありすぎて

置いてけぼりを食らってしまった感じ。

これが舞台だったら面白かったのかもしれない。


里見浩太朗さん&富司純子さんパートは

最初は面白かったんだけど、後半が・・・。

船上ライブでいくらメンバーが足りないからって

あれはないだろ・・・なんて夢のない事を思ってしまい・・・^^;;

オチが予告編でネタバレされてしまっていたため

「実は・・・」なんてタネあかしをされても

まったくサプライズ感もなく、「・・・だよね」って。

冷たいヤツだな~私(笑)


純粋に入り込めたのは寺島さんパートだけでした。

あれも早い段階からオチは見えてしまっていましたが

ストーリーの持って行き方がスムーズだったせいか

すんなり感情移入ができて、一番心に響いた。

ベタではあるけど、ホロッと泣けた。


メインのお話が1勝2敗状態だったので

なかなか評価も上がらない感じだったんですが

サブのお話で何とか持ちこたえました。


ファンだからってワケではなく(と思ってるんだけどw)

窪田正孝くん&矢野聖人くんパートは大笑いしました。

こちらも予告編で流れてた以上の広がりは

なーんにもなかったんですが、画が面白かった。


行く店、行く店で追い出される形になって

行き着いた先が梅田くん(矢野聖人)のお部屋で。


まず、窓際に座って本を読みつつ、虎のぬいぐるみ(↓これ)と

戯れてる松田くん(窪田正孝)に萌えまくってしまった。


何?!あのさりげなくカワイイしぐさ(≧▽≦)

ニャンコの下顎の裏をさすさすしてゴロゴロいわせるアレ。

あのしぐさを虎のぬいぐるみ相手にやっちゃってるんだもん(笑)

ちょっとニャーンほのぼのってなったわ。ニャンコ好きとしては。


というか、あれアドリブなんじゃないかと思っちゃった(笑)

虎もネコ科なだけに、見過ごせなかったんじゃないかなぁってw

窪田くんのキャラを投影し、そんな妄想まで暴走する始末。


梅田くんのちょっとした冗談が、冗談じゃなくなった結末に大爆笑(笑)

松田くんがガマンできなくなって襲いかかるところから

ゲラゲラ笑ってしまってたんだけど

梅田くんが観念したかのように目を閉じてしまった所が最高!!

あの堕ちてしまった表情、めっちゃ笑ったw


最初は松田くんの方が可愛らしく見えていたので

彼は受けだと思ってたんですが、めっちゃ攻めでしたね。

・・・って、何の話だ(笑)。


ラストの腕枕とか、優しいキスとか

それを静かに受け入れる梅田くんの表情とか。

美しいラブシーンでした(笑)


なんか、あのパートだけもう1回観たいw


宇宙人の中学生のパートも

あのシュールな画は面白くて笑ったのですが

ラストのオチはいらんかったかなぁ・・・^^;;

どうやらスターウォーズのオマージュらしいですが。


占い師&刑事&指名手配犯のエピも特にいらなかったような・・・。

あのあたりになると「嘘」と繋げること自体にもムリクリ感が。

単に別のお話と繋げる為のパーツでしかなかった印象。

岡田将生くんの無駄遣い感もハンパなかったし(^▽^;)


もう少しコンパクトにまとめて、虚実の境目が

最後まで分からないぐらいの捻りがあればなぁ。

予定調和すぎて、手応えなく終わってしまった印象。


ケチョンケチョンに貶すほど酷いというワケでもないし

良いお話にはまとまっていたんだけど、古沢さんなら

もっと面白くできるんじゃないの?という期待値から

ついつい辛口感想になってしまいました。


小池栄子さんの登場時なんかは

『リーガル・ハイ』ファンとしてニヤリとしちゃいましたが~( ´艸`)


ま。これが率直な感想でした。


いろいろとお目汚し、失礼いたしました~m(_ _ )m