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こころに残った演奏会

お友達がベルリンフィルの演奏会に連日おでかけ。羨ましい限りです。最近、海外のオケには出向かなくなりました。 記録の大半が引越しの際に散逸してしまったので、全部で何回、通ったのか正確にはわからないのですが、おそらく500回から600回の間では、と思っています。

ふと思い立って、今まで通った演奏会のベスト10を整理してみました。


ベストワンは・・・
カール・ベーム&ウィーンフィルのシューベルト8番「未完成」、9番「グレート」
クラシックを本格的に聴き始めたばかりの高校1年のとき。当時はN響を時々聴きに行く程度だったのですが、とても同じ楽器を演奏しているとは思えない、というほど実力は隔絶していました。あくまでも柔らかい弦、魅力的な木管楽器群・・・   これがNHK演芸ホールではなく、せめて文化会館だったら、なんて思わないほど素晴らしい演奏でした。指揮台から今にも飛び上がるようなベームの指揮にびっくりしました。アンコールは「美しく青きドナウ」。アンコールって、こういう風に演奏するんだ、と感じました。当時、副指揮者として来日していたのが、今をときめくリッカルド・ムーティー。整理券方式での販売だったのですが、最後までチケット余っていました。その後、アバドで「4番」「田園」をサントリーホールで聴いたのですが、明らかに力量が落ちているように感じました。とても残念でした。(1975年3月23日)


2番目に印象に残っているのは、セルジュ・チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル。「どろぼうかささぎ序曲」、「死と変容」、ブラームスの4番。舞台の両端の置かれた小太鼓の紡ぎだす音に度肝を抜かれ、R・シュトラウスの奏でる暗い響きに涙しました。そして圧巻はとてつもなく遅いテンポのブラームス。重戦車のような弦の音色がスゴイ迫力でした。あとで、オン・エアーされた実況録音を聴いたのですが、演奏時間は軽く45分を越えていました(エアチェックで60分のテープを使ったことを覚えています)。空前絶後の「ブラ4」でした。(1986年10月15日・東京文化会館)


3番目は、アルトゥール・ベネディッティ・ミケランジェリのピアノ独奏会。演目はベートーベンの後期ソナタ4曲。だったのですが、休憩が終わっても舞台に現れない。こりゃ、途中でキャンセルか?  と思っていたら、イヤイヤ出てきて、生体解剖のような32番が演奏されました。真冬だというのになんと、「冷房」がはいってました。観客は全員コートを着たままという不思議な演奏会でした。後日行われる予定だった、ドビュッシーの前奏曲第1巻・全曲が含まれていた演奏会がキャンセルになってしまったのは、返す返すも残念でした。(1980年12月14日・NHKホール)


同率3位で、バレンボイム&パリ管の「さよなら公演」。アンコールを1時間以上も続けた伝説の演奏会。最後の最後、オケのメンバーが誰も居なくなった舞台に現れ、ピアノの蓋を静かに開けて演奏してくれたシューベルト「楽興のとき」。とてもこころに残りました。バレンボイムといえば当時はジャクリーヌ・デュ・プレのダンナでピアニストというイメージが強かったのですが、指揮者としても卓越した才能を持っていました。デュ・プレとの共演、彼女に降りかかった過酷な運命のために日本で実現しなかったことは返す返すも残念です。(1987年4月10日・サントリーホール)


第5位はガリ・ベルティーニ&都響のマーラー6番「悲劇的」
当時、まだ、あまり知られていない指揮者でしたが、「英雄は3度の打撃で倒れる」というテーマのとてつもなくドラマティックな「悲劇」が繰り広げられました。打楽器奏者がハンマーを振り上げる瞬間、体中を電気が走るような衝撃を感じたことを今でも思い出します。当時、都響は暗黒時代でしたが、このオケのもつ潜在能力を導き出した演奏会でした。その後、定点観測的にこの指揮者を追いかけました。晩年は巨匠の風格を漂わせていましたが、石原都知事との確執が命を縮めてしまったのではないかと思うととても心残りです。(1981年・9月28日・東京文化会館)



以下、順番はつけられないので、同率6位ということで。

ジェシー・ノーマンの「最後の4つの歌」、ワーグナーの楽劇からの抜粋
小澤征爾&新日フィルの演奏でリヒャルト・シュトラウスとワーグナーのオケのみの曲と歌曲の構成。声の音域、ボリュームの両方に圧倒されました。アンコールの「黒人霊歌」の素晴らしかったこと! (日時不詳・東京文化会館)


ガリ・ベルティーニ&都響のマーラーの9番
日本で最後となってしまった演奏会。終末部分の「死するがごとくに」という作曲者自身の指定について、「これは未来に向かって開け放たれた窓なのだから」と楽員さんたちに語っていたそうです。息もできないような、とんでもない緊張感がずっと続いたホール。実況録音が出ていますが、とても、あの雰囲気は伝えていないことと思います。(2004年5月30日・横浜みなとみらいホール)


ジャン・フルネ&都響のフォーレのレクイエム
もう、二度と、こんな美しい演奏は聴けないんじゃないか、と思っていたら、本当にフルネさんを最後に聴いた演奏になってしまいました。大学生の頃、最も数多く聴いた指揮者。フランス音楽の素晴らしさを教えてもらいました。(2004年4月25日・東京芸術劇場)


ガブリエル・リプキンのショスタコービッチ・チェロ協奏曲第1番
ヤクブ・フルシャ&都響のバックで。
こんな凄いチェリストが隠れていたんだと再認識。フルシャ氏の棒さばき、ホルンの笠松さんのナイスアシストも印象に残りました。アンコールのエチュード、驚愕のテクニックでした。(2008年5月14日・サントリーホール)


小池郁江さんのフルートリサイタル「B to C」
都響の存在感あるピッコロ奏者、というイメージの強かった小池さんですが、さらに認識をあらたにさせられました。何でも、「循環呼吸法」の第一人者だそうです。そんな方が3番フルートというのも都響の層の厚さか。(2009年9月15日・オペラシティ・小ホール)


これから、年に30回通えば、1000回は行きますね。←とらぬタヌキの皮算用






なつかしい想い出を書いたので、今日の夕食もなつかしいメニューに。



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野菜たっぷりのカレーライス

油揚の焼き物(生姜醤油で)

胡瓜の糠漬け

デザートの柿




ちなみに、昨日は鯵の塩焼きとホワイトシチューでした。


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勘の良い方はわかったと思いますが、大鍋で作り、途中で二つにわけました。

手抜きです(苦笑)。




草加・松涛・練馬

久々に、やってしまった・・・


昨日に引き続き、妻と一緒に草加の国際ハープコンクールに。今日は電車(苦笑)。予想通り、3名は2次予選に進出していました。残念ながら、田中敦子さんの名前はなかった。もう一回、聴きたい方でしたが。演奏順は、当初のクジビキの順。今日は課題曲が二つ。平義久の「昇華」とE.バリッシュ・アルヴァースの「ベリーニのオペラ『ノルマ』のテーマによる序奏と変奏」。この2曲を含む35分のソロ・リサイタルというものでした。課題曲がとてもステキでした。
トップバッターの三浦さん、なかなかの演奏と思ったのですが、時間切れ。2番目のポーランド出身のハーピスト、1次予選ではずいぶん荒っぽい演奏でしたが、今日は「力強い」演奏に変わっていました。でも、途中で指が動かなくなり、なおかつ、時間切れ。残念ながら、落選、と見ました。3番手はフランス出身のソニア・ビーズさん。あれ? と思う箇所がいくつかありましたが、なんとか時間内にまとめました。次が期待の池城さんだったのですが、「次」があったため、泣く泣く会場をあとにしました。


向かったのは、渋谷・松涛の観世能楽堂。ありがたくもタダ券をもらったのです。いつも感じるのですが、突然現れる横笛の音で始まる演目。出演者の多くが幽霊ということも考えると「橋懸り」は、この世とあの世をつなぐ時空の歪みのような気がしないでもありません。「敦盛」、最後の場面、刀を抜いてきりきり舞いのような仕舞いが現れるのですが、最高潮に達したところで、刀を投げ捨て、静かに去っていく、という幕切れ。う~ん、解説が欲しいところでした。笛、小鼓、大鼓と地謡だけで進むパントマイムのような能は、よくはわからないのですが、日本人が遺伝子の中での持つ「鼓動」と共鳴しているような感じがします。



終演は5時半頃。そのまま「練馬区新人演奏会」に向かいます。応援しているヴァイオリニスト・小野唯さんの伴奏をされたピアニストの持つ音色のあまりの美しさに一度、聴いてみようと思っていました。
開演に先立ち、副区長から祝辞と賞状等の授与。4名の演奏者がそれぞれ今日の演奏への抱負を述べていたのですが、皆さん「楽しんでください」という言葉を必ず入れていました。たしかに、musicの訳語には「楽しい」という文字が含まれて居ますが、どうも、最近、多くの方々が、それを忘れているような気がしないでもありません。
注目の守重結加さんは、「かろやかなサン・サーンスを楽しんでください」とお話しされていました。本当に、美しくて、柔らかくて、かろやかな音色。いくつもの「色」がイメージの中を通り過ぎました。初めて聴くはずの曲なのですが、なんだか、とても懐かしい気持になりました。表彰式のときはとても硬い表情だったのですが、演奏後は、本当ににこやかな笑顔に。アスリートが自己記録を更新したときのような雰囲気でした。今後の活躍に期待したいところです。


ということで、2010年の6月の都響のゲネプロ、本番、リプキン&スロバキアフィルのドボルザークのコンチェルト他に続いて2度目の「トリプル」を敢行してしまいました。このときは、ヘロヘロになったのですが、今回は移動距離も長かったことで気分転換ができたためか、とても元気でした(苦笑)。



おうちに帰ってから、急いで夕食を作りました。

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野菜たっぷりの八宝菜
油揚と葱の炊き合わせ(昨日作ったもの)
土鍋ご飯
中華スープ
大根の葉っぱと人参の糠漬け

ハープのシャワー

草加で開催されている「国際ハープフェスティバル」第一次予選に行ってきました。最短距離は、トラックに幅寄せされるので厭だという妻の希望を聞いて、サイクリングロードを使って大迂回。強い北風と外環道路下のアップダウンの連続する道で、開始時間に遅れて「倒着」。去年も自転車がパンクするというアクシデントがありましたが、どうも、なかなか時間通りにたどり着けないコンクールのようです。

到着したときは2番目の方の演奏中でした。スピーカーを通して聴こえる演奏は、かなり、上手いです。いただいたパンフレットと出演の順番を記したプログラムを見ていると・・・   去年、アドバンス部門で優勝された池城さんもエントリーしていました。最年少での参加、演奏が楽しみです。

課題はCPEバッハ「ソナタ・ト長調」とボッセ「演奏会用大練習曲7番」。順番は、どちらでもOKとなっていました。なんか、聴いたことがある曲とおもっていたら、前者の2楽章は、シュレイファー・弓子さんのHPで使われている曲でした。

http://www.yumiharp.jp/

軽く演奏している、と思っていたのですが、これが、とんでもない難曲のようで、皆さん、かなり苦労されていらっしゃいました。版が違うのかもしれません。かなりの腕達者の方々が集まっていると思うのですが・・・

上手いな、と思ったのは、フランスから参加されたソニア・ビーズさん、池城菜香さん、中山京さん。特に、池城さんは、苦もなく弾いてしまうテクニック、音色の美しさ、音響の多彩さなど、本当に素晴らしかったです。去年の審査員の方が「基本がしっかりできている。音楽の作り方も素晴らしい。(あとで経歴を見たら)木村茉莉先生のお弟子さんだったので、なるほど、と思いました」とSNSに書き込まれていらっしゃいました。去年は、しっかり弾けているけど、面白みがあまりない、と思ったのですが、今年は、まるで別人。蝶々のように変身していました。今後、注目です!

あと、もうひとり。決して上手い、とか、美しい音楽を作っている、というわけではないのですが、聴いていると、思わず惹きこまれてしまうような演奏をされた田中敦子さん。なんというか、癒し系の音が印象的でした。明日、残っているかどうか、とても気になります。

4人が弾き終わると、途中休憩がありましたが、あっという間に16時半。明日の第二次予選、おそらく、半分くらいの人数しか残らないんでしょうけれど・・・
180センチのバーを跳べる実力を持ちながら安全策で160センチのジャンプをするような演奏会が時々ありますが、今日はみなさん、自分自身のギリギリのジャンプをされていたように思います。思い通りの実力を発揮できなかった方にも、このチャレンジ精神を見せていただきました。本当に素晴らしい一日、ハープのシャワーを堪能させていただきました。有難うございました。





とても満足したあとの夕食は・・・

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豚肉の塩コショウ焼き
油揚と葱の炊き合わせ
土鍋ご飯
茄子・大根・油揚のお味噌汁(朝の残り)
新生姜の甘酢漬け
デザートの柿


ちなみに、朝食は・・・

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出汁巻き卵(甘く煮た椎茸入り)
椎茸の煮物
土鍋ご飯
茄子・大根・油揚のお味噌汁
蕪の糠漬け
納豆


2012年度・都響のラインナップが発表になりました

都響から、来年のプログラムのラインナップが届きました。9月からマーラーチクルスが始まるんだとか。う~ん、2007年から始まっていたかと思っていました(苦笑)。7番、6番、8番、4番、3番、2番、もう半分以上聴いています。そして3月に「大地の歌」。来期は1番から5番まで演奏するようですが、もう、いっかな、と感じないでもありません。どうせなら、ショスタコービッチかプロコフィエフあたりを取り上げてもらいたかったな。


定期演奏会の中で、これは、と思うものは・・・


4/20(金)のA定期には辻井クンが登場。 ショパンのピアノコンチェルト1番。指揮はインバル氏。後半は、ショスタコーヴィチの交響曲第10番。この曲は、作曲者のイニシャルの「音」、DS(→Es)CHが暗号のように何度も何度も繰り返され、破滅的な終末に向かっていくシンフォニー。インバル氏の得意の演目と思われるので、実に楽しみです。


6/18(月)、19(火)は、庄司紗矢香さんで、シマノフスキのヴァイオリンコンチェルト1番。この作曲家の作品は小品をひとつしか聴いたことがありません。3月の公演が流れてしまっているので楽しみ。指揮は大野さん!  オープニングはシェーンベルクの浄められた夜。後半はバルトークの「オケコン」。


10/17(水)、22(月)の2日を使ってブラームスの交響曲全曲。指揮はインバル氏。


才能溢れる若手、フルシャ氏の客演は2回。12/15はドイツ正統派の巨匠、ゲルハルト・オピッツ氏のピアノでバルトークの2番。コダーイのガランタ舞曲、バルトーク「中国の不思議な役人」組曲という民族色豊かなプログラム。12/20は「幻想」というテーマで2つ。マルティーヌの交響曲第6番「交響的幻想曲」とベルリオーズの「幻想交響曲」。


プロムナードコンサートは、都響の首席奏者たちが独奏者として登場。クラリネットの佐藤さんの演奏は聴きたいけれど、あとは、あんまり魅力的なプログラムがない。でも、「あの席」を確保したいので、とりあえず継続。


芸術家の肖像シリーズは、マーラーチクルスが3つ。5回のうち4回がインバル氏という、ちょっと信じられないほど贅沢な組み合わせ。「インバルを聴くなら東京」ということもあながち嘘ではないような気がします。もしかるすと、年間会員券ですべての席が売切れてしまうかもしれません。まあ、継続、っと。 B定期も継続するとして、今、A定期をどうしようか迷い中です。文化会館なので、当然、天井桟敷希望。いい席、残ってるかな・・・


【来期の演奏会予定表】 http://www.tmso.or.jp/j/topics/20111005/




昨日は、久しぶりにビーフシチュー。


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材料はシンプルで、牛すね肉800g、玉葱大3個、人参1.5本、ジャガイモ3個、ホールトマトの缶詰1(トマト高騰のため)、ニンニク1個、ローリエの葉適宜、赤ワイン・ボトル1/3


お昼過ぎから準備して、水は加えずに、4時間近く煮込みました。 お肉はとても柔らかくて、お箸でも切れるくらい。 シチューの影に隠れてしまいましたが、焼いた蒲鉾は、板わさとは違ったお味。胡瓜の古漬けは口直しにピッタリでした。

9月に訪れたコンサート(覚え)

9/2 小野唯さんのリサイタル

    バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータⅡより Sarabanda , Giga
    無伴奏ヴァイオリンのためのソナタⅠより Fuga
    チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章
    ラヴェル:ツィガーヌ

    アンコール J・ウィリアムス:DEVIL'S DANCE from The Witches of Eastwick

9/4 都響「作曲家の肖像」~モーツァルト

   交響曲第38番、ファゴット協奏曲、交響曲第39番

   指揮:ミラン・トゥルコヴィッチ

   Fg:岡本正之


9/19 作曲家・大橋美智子さんの作品発表会


9/26 都響・A定期の公開ゲネプロ


9/27 都響・B定期

    プロコフィエフ:「戦争と平和」序曲

    チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番

    プロコフィエフ:交響曲第5番

    指揮:マーティン・ブラビンス

    Pf:上原彩子



静かなオケをバックに柔らかいヴァイオリンの独奏。矢部さん、こんな演奏もするんだ・・・  続いて古川さんの美しいメロディがかぶさり、ピアノが加わっていく。トリプルコンチェルトかとも思われる2楽章。嵐のような1楽章のあとだけに、なおさら感じる静けさ。フルートの柳原さん、オーボエの広田さん、ナイスアシスト!  上原彩子さんの演奏を聴くのは、パガニーニの首題による変奏曲に続いて2回目。前回は、指揮者がイマイチだっただけに今回はとても安心して聴けました。お祭りのような終楽章はあっという間にフィナーレに。今回、このレアモノのコンチェルトを取り上げたのは上原さんの希望だったとか。録音も含めて初めて接したのですが、いかにもロシア的な作品でした。作曲家を当てろといわれても、わからない、と答えるかな。もう一回、聴いてみたい曲ではあります。

後半のプロコフィエフ。冒頭の低弦、ゲネプロよりも、さらに柔らかい音になってる。ホール全体が弦の波に合わせてゆっくりと揺れているようでとても気持がいい。と、思っているとプロコフィエフ独特の不協和音が現れたり、非常に澄んだ叙情が出てきたり・・・
クラリネット隊が秀逸。特に主席の佐藤さんは素晴らしい。もっと、彼女らしい官能的な響きを出してもいいのかな、とも思ったのですが、指揮者は端正な響きを好んでいるのかもしれません。木管も金管も大熱演。それにもまして、一番目立ったのは、ウッドブロックでは。撥は3組、ブロックは2つ用意していましたが、終始、同じ楽器(?)と撥を使っていました。残りは予備だったのでしょうか。
不思議なフィナーレを迎え、タクトが振り下ろされると会場はものすごい拍手に。大熱演でした。


 

 

エピローグ

10回以上訪れている上高地。でも、いつも、通過するだけ。

今回、はじめて、小梨平に4日間、滞在してみました。特に、一日は天気が悪くなりそうだったので、山に登ることもなく、近隣をブラブラしただけ。まさに、「トカゲ」です(苦笑)。

ゆっくり見ていくと、いままで、気に留めることもなかった景色が、なんだかとても大切なものだったような記がしてきました。4、5年後に季節をかえて、また、こんなキャンプをしてみたいな、などと考えています。





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夜明けの風が私に語ること





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朝日に輝く焼岳(河童橋より)




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大正池付近





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明神への道



夜が私に語ること

今夜は中秋の名月。

東京のおつきさまは、人工的な光の中でひっそりと輝いています。

本来、「月明かり」は、とても明るいもの。しかも、やさしく、やわらかい光。



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上高地で現れたおつきさま



子供の頃、なぜ、蛾は光源に集まってくるのか、とても不思議でした。

昆虫は、光に対して「角度を一定にして飛ぶ」という本能があるそうです。

太陽や月の光は、平行なんですけれど、人工的な光は光源から放射状に伸びていく。なので、「ある一定の角度」で飛び続けると、火の中に飛び込んでしまう・・・


文明の快適さに、たいせつなものをわすれているのではないでしょうか。

月を眺めて、考えてみませんか?



ところで、本来、お月見は「十五夜」と「十三夜」の両方を愛でることが作法。十五夜だけを眺めるのは「片見の月」といって忌み嫌われておりました。

今年の十三夜は10月9日(日)。栗名月とも言われておりますので、おいしい栗もお供えしましょう。






森の動物たちが私に語ること

上高地で出会った愛らしい動物たち





絵のない絵本-啄木鳥
アカゲラ(キツツキ)

コンコンという音に目を向けてみると、幹を登りながら虫を啄ばむ啄木鳥を発見




絵のない絵本-清水川の鴨
梓川の支流、清水川のマガモ

上高地の飲み水となっている清水川は、透明度がすばらしい



絵のない絵本-アサギマダラ
乱舞するアサギマダラ

ふだんは、なかなかお花に止まってくれない蝶

なぜか、チシマアザミの蜜がお好きなようです




絵のない絵本-親子
親子

上高地にはずいぶんたくさんの群れが住んでいました

木陰の道や桟道を我が物顔で闊歩

人慣れしているので、問題になっているようです




高原の花が私に語ること


絵のない絵本-水辺の一輪

水辺の一輪

清楚ではかなく、美しい。




絵のない絵本-オオカメノキ

オオカメノキ




絵のない絵本-サラシナショウマ

サラシナショウマ