2011年のコンサート・ベストファイブ
2011年は、38回演奏会に通いました。チケットを購入したものが25回(うち1回は同窓会のため欠席しました)、ゲネプロやコンクールを含めた無料のものが14回。どのコンサートも記憶に残っています。
栄光の第一位は・・・
12/14のオペラシティでの演奏会。
圧倒的な名演だった、ガブリエル・リプキン独奏によるショスタコービッチのチェロ協奏曲第2番。アンコールのバッハ・無伴奏パルテイータ3番から「ブーレ」は、白刃の上を素足で歩くような緊迫感がありました。後半の5番も力強い演奏でした。
第二位は・・・
7/17、18のサントリーホールでの演奏会。
ハンス・ペーター・ツィンマーマンの独奏でベルクのヴァイオリン・コンチェルト。最も好きな曲のひとつ。不思議なハープの分散和音で始まるテーマをヴァイオリンが追っていくところが好き。二重の意味でのレクイエムでもあるのですが、最後となってしまった作品。こころの叫びに触れることができたような気がしました。
第三位は・・・
7/24の京都・北山のホールでの演奏会
大野さんの指揮でマーラーの交響曲第3番。終楽章の「愛が私に語ること」、弦楽器だけで演奏される冒頭の部分、何度聴いても素晴らしいです。おともだちの松村多嘉代さまも妹の衣里さまと一緒に乗っていました。是非、おふたりが乗る6番「悲劇的」を聴いてみたいです。
第四位は・・・
5/10の東京文化会館・小ホールでの演奏会
ハープのシュレイファー・弓子さんとフルートの大平記子さんの演奏会。ハープの響きにうっとりでした。もう一度、聴いてみたいアーティストです。
第五位は・・・
11/6の王子ホールでの演奏会。
都響の小池郁江さんによるモーツァルトのフルート四重奏曲。「ウィーン語」で奏でられたモーツァルトの響きを堪能しました。あまり好きではない作曲家なのですが、こういう演奏だったら、聴きたいなぁ、と感じました。バックの弦楽器のメンバーのアシストも素晴らしいものでした。
敢闘賞は、守重結加さんのサン・サーンンスのピアノコンチェルト。とてもやわらかいピアノの音色に魅惑されました。
惜しくも、選にもれてしまったジュリアン・ラクリン&インバルのショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲と12番、大野さんの第九などもありました。また、震災の影響で中止となったインバルによる4回の演奏会。庄司紗矢香のバルトークのコンチェルト、幻想、春の祭典あたりも開催されていれば間違いなくベスト5の候補になっていたことと思います。
あっという間の一年だったように感じます。
今日の夕食
豚キムチ
おでん(昨日の残りに具材を加えました)
土鍋ごはん
ネギのお味噌汁
白菜の糠漬け
懐かしい響き
お台場のテレコムセンターのアトリウムに足を踏み入れると、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」から、「妖精の園」が流れてきました。とても柔らかい響き。思わず、足を止めてしまいました。まだ、時間があったので、空席においてあったプログラムを見ると、使っているのはベーゼンドルファー。ピアニストは桐朋学園を卒業された鈴木理奈さんと竹井詩保子さん。なんだか、こころを締め付けられるような演奏。思わず、聴き入ってしまいました。ピアノもいいなぁ、と改めて感じた次第。
昔々、とてもステキな方と連弾をしたことがありました。
「眠りの森の美女のパヴァーヌ」、指が絡むんです。「美女と野獣の対話」では、胸がドキドキして・・・
恋は盲目だけれど、時間は、辛い思い出も美しいものにしてくれるんですよね。今と同じくらいのいい加減さと大胆さがあれば、もっと、違った展開になっていたかもしれません。もっとも大穴当てる狙いで、大穴あけてたりして・・・(苦笑)。
もう少し早く到着できれば、全曲聴けたのですが、最初から華麗なグリツァンドが現れる最後までを聴けただけで良しとしましょう。そのあと、ラフマニノフの組曲が演奏されましたが、少しだけ聴いて、為替セミナーの会場に向かい、しっかり、4時間、勉強してきました。いまになって、「標準偏差」だとか「フィボナッチ」などという言葉を日常的に使うとは思ってもいませんでした。
ラフマニノフの「ヴォッカリース」を聴きたい気分。音符が頭の中で勝手に動いています。
ショスタコービッチ月間
血を連想させる、ホールを切り裂く振動を伴う無慈悲な大太鼓の連打で、曲はクライマックスに向かっていきました。
チェロとコントラバスだけによる演奏が静かに始まると、ホールはロシア革命の時代に逆戻りしたような暗い雰囲気に。うねるような弦が緊張感を高めていきます。
クラリネット首席奏者・佐藤さんの不気味に響く低音。時折現れるホルン隊の強奏。ファゴットって二枚リードの楽器だと改めて認識させられた美しいメロディ。はっとするようなトロンボーンのソロ。鉄板のオーボエにピッコロがアクセントを添えるフルート。管楽器奏者のパフォーマンスは最高でした。
銅鑼や大太鼓の振動が押し寄せてくる中、弦楽器奏者も負けていないというスゴイ演奏。まるで、おもちゃ箱をひっくり返したような感じだったのですが、大満足でした。あまり評判の良くないと言われている曲ですが、最後の一音が響き終わっても、大半の客席は拍手をすることすらできないほどでした。
前半は、ジュリアン・ラクリンの独奏による1番のコンチェルト。独奏ヴァイオリンはややピッチが低めで、絹糸のような音色。全体を通して超絶技巧を要求される曲なのですが、3楽章のカデンツァなど、いったいどうやって弾いてるの? といいたくなってしまうほど。ハープとの絡みや、2番と4番のホルン・チューバとの絡みなど実演ならではの楽しみを堪能しました。アンコールは、バッハの無伴奏パルティータ2番からサラバンド。弾き終わったあとの長い沈黙。そして、地鳴りのような拍手。
【演目】ショスタコービッチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコービッチ:交響曲第12番「1917年」
【指揮】エリアフ・インバル
【ヴァイオリン】ジュリアン・ラクリン
【オケ】都響
カレーライス(事前に作っておきました)
フルーツトマトとキャベツのサラダ
カブとキュウリの糠漬け
自家製の塩辛
かなり美味しかった。おなかが空いていたせいかもしれないけれど。
リプキン・ワールド(第2幕)
歯を食いしばったり、時に苦悶の表情を浮かべ、あるときは髪振り乱し、ピンポイントでインバル氏にアイコンタクト。ソロのはいらないところでは、体をグルグル回したり・・・ なんというか、「向こうの世界」に行ってしまうんじゃないかと心配するほど入魂の演奏でした。
一昨日と同一曲目にもかかわらず、まるで、別の曲のように聴こえました。ホールの違いも大きいのでしょうけれど、席の場所によっても響きがまるで違います。今日は、1Fセンターやや右側の最前列。チェロの独奏を聴いているように感じました。最後の一音、弓を離しても、ヴィヴラートを掛けたまま。静かな音の波を十分感じることのできる静寂。今晩は観客も素晴らしかった!
アンコールはバッハの無伴奏パルティータ3番からブーレ。もう、壊れる寸前のような演奏。白刃の上を素足で歩かされているように感じました。
休憩後の「革命」。
一昨日は、管楽器・打楽器のパフォーマンスが素晴らしかったのですが、今日は打って変わって弦楽器が良く聴こえました。ホント、ひとりひとりの演奏が良くわかります。矢部さん、四方さんのダブル・コンマスに加えて、首席奏者が全員揃っているという豪華バージョン。古川さんがチェロのトップサイドで弾いているという贅沢。はじめて気がついたのですが、チェロのエンドピン、揺れるんですね。改めて、音は波だ、と感じた次第。あっという間に終わってしまった、という感じでした。
オペラシティ、やっぱり良い会場だと思います。
入口には、こんなイルミネーションが
写真を90度右に回転させたいのですが・・・
帰ってから、急いで夕食を作りました。ちょっと、手抜きです。
ツナ・ウィンナー・タマネギ・トマトのパスタ
豆腐と若布のお味噌汁(朝の残り)
フルーツトマトを炒めるという荒業を繰り出した。
ナマで食べると甘みを感じますが、炒めると、かなり酸味が。つまりは、味が濃いってことか・・・
リプキン・ワールド
湾曲したエンドピンのチェロを持って登場。いつものように、とても小さな椅子に座り、静かにソロを引き始めると、会場はとんでもない緊張感に包まれました。なんだか、全身に鳥肌がたっているみたい。あまり聴き込んでいない曲なのですが、えらく、ゆっくりしたテンポで音楽が流れていきます。
チェロとオケのコンチェルトというよりも、たおやかな音色の2台のハープ、ナイフのようなフルートとピッコロ、地の底を這うようなコントラファゴット、悲劇を呼ぶ予感を感じさせるような打楽器・・・ との「協奏曲」というイメージでした。小太鼓とホルンだけで演奏されるファンファーレのような箇所も素晴らしかったです。
「時間」を超越したような演奏。息をするのも忘れてしまいそう。そして、不思議な終末を迎えるのですが・・・ ホントに馬鹿な観客がこの素晴らしい演奏を台無しに。1Fセンター真ん中あたりに居た、あなたです!
休憩後は、5番「革命」。
1楽章は、とても透き通った弦。相変らず、インバルらしからぬゆっくりしたテンポ。2楽章のいかにもロシア風の低弦が素晴らしい。矢部さんのソロもステキ。ゆったりした3楽章から大団円とも思われる終楽章へはアタッカで。柳原さんの柔らかいフルートの響きに、小池さんの鋭角的なピッコロがアクセントを添えています。コンサートマスターの矢部さん、乗りまくって合図を出しています。こんな姿を見るのは本当に久しぶり。同時に両手で連打するティンパニー、このあたりからアッチェレランド。最後の最後、大太鼓がコンサートホールの空間をぶち破るように一撃を加えてフィナーレを迎えました。スタンドアップはホルンの西條さん→ホルン。木管の各首席と小池さん・・・ という順でした。
文化会館、久々の総立ちでした。
【演目】
ショスタコービッチ:チェロ協奏曲第2番
ショスタコービッチ:交響曲第5番「革命」
指 揮:エリアフ・インバル
チェロ:ガブリエル・リプキン
オ ケ:都響
12/14(水)同じ演目が初台・オペラシティで演じられます。まだ、チケット、若干残っているようですので、お時間のある方は、是非。
【リプキンのホームページ】
http://www.lipkind.info/index_normal.html
5曲ほど聴くことができます。
職場で開ける方は、注意してくださいませ。
家に帰って、急いで夕食をつくりました。
鶏皮の焼き鳥風
油揚の焼き物(生姜醤油で)
土鍋ごはん
とろろ汁
カブと油揚のお味噌汁
カブの糠漬け
カブの糠漬け、ずいぶん、しっかり浸かってしまったようで、「すぐき」のような味わいでした。
これは、これで、いける。
公開ゲネプロを見に行きます
来年の1月28日(土)の都響の公開ゲネプロ、行く予定です。
指揮は来期よりスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者に就任する山田和樹氏。
【演目】
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
アルチュニアン:トランペット協奏曲
ラフマニノフ:交響曲第2番
憂愁の色濃い旋律が次々と現れるラフマニノフのシンフォニーが楽しみ。
最後に聴いたのは、「天井が落ちて休館中」のミューザ川崎。桐朋学園オケでした。おともだちから誘われたのですが、なかなか良い演奏だったと思います。
今日の夕食は・・・
根菜たっぷりの豚汁(お庭で育てているミツバを添えて)
土鍋ごはん
ハスのキンピラ
きのこの煮物
大根の糠漬け
冷奴(柚子味噌で)
寒くなってきたので、網干のお酒「龍力」の本醸造を少し熱めの燗でいただきました。
錫のチロリ、熱伝導が素晴らしいので、あっという間にお好みの温度になるスグレモノです。
11月のコンサート(覚)
11月6日(日)
オール・モーツァルト・プログラム
フルート四重奏曲第3番
弦楽四重奏曲第19番「不協和音」★
フルート四重奏曲第4番
フルート四重奏曲第1番
【演奏】
Fl:小池郁江
Vn:篠原智子、及川博史★
Va:村田恵子
Vc:森山涼介
於:王子ホール
「ウィーンの表現」で再現する、というコンセプトのモーツァルト。
とても柔らかいフルートの響き、しっかりと語り合う弦楽器、コンサートホールの音響ともあいまって、素晴らしいひとときを過ごすことができました。
11月10日(木)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「家庭交響曲」
指揮:ヴォルフガング・ボージチ
ピアノ:フレディ・ケンプ
オケ:都響
於:サントリーホール
11月16日(水)
日本ハープコンクール・一次予選
於:草加
11月17日(木)
日本ハープコンクール・二次予選(午前中のみ)
於:草加
練馬区新人演奏会
於:練馬文化センター
















