PORSCHE911エンジン止まる・・・DME修理 | EURO-R2nd Offical Blog

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群馬県にあります、PORSCHE・BMW・欧州車を中心としたカーショップです。
4年間の休眠を経て、再度始動。詳しくはプロフィールをご覧下さい。

こんにちは。OGAWAです。


PORSCHE911 3.2Carrera 88y


先日の夜、お客様からの電話。


『走行中にエンジンが止まってしまい、エンジンが掛からない』。


古い車両には合ってもおかしくない事。(無い方が良いに決まっていますが・・・)先日メンテナンスして、納車したばかり。どうした?


車が3.2Carreraなので、良くあるDMEリレーの不良だな?と思い、オーナーにスペアのDMEリレーの交換を指示。


これで大丈夫だろう。と思ったら、エンジン掛からない・・・。初爆も全く無く、エンジンが掛かる雰囲気ではないとの事でしたので、車両を引き上げにお出かけ。


引き上げに向かう最中、『そんなに大変なトラブルでは無いだろう』と思い、簡単な工具を持ち向かいました。


現地に付き、車両チェックしたら・・・。全然エンジン掛からない・・・。Why??????


オーナー様曰く『信号待ちしていたら、突然エンジンストール。その後エンジン掛からない』との事。


多分燃料ポンプだろ~と考えながら、会社へドナドナ。




会社に戻り、即点検。


燃圧正常、火が飛んでいない。ならばクラセンかエアフロ?と思い脱着し点検。正常。

一応ヘッドテンプセンサーに、スピードセンサーも確認。正常。

エアフロ迄の配線も点検、正常。クラセンの配線も正常。


って、残るは・・・。

DMEをチェック。半田割れを確認。原因はDMEでした!! 1番疑っていなかったメインコンピューター。でも何だかんだで30年選手ですからね・・・。

またトラブルが出ない様、DMEのコンデンサー、トランジスター、IC類を根こそぎ点検し交換。ハンダもやり直し防湿・絶縁コーティング処理を行いました。


それとDMEリレーまでの電源を確認した所、電圧降下が見られました。

約1Aと大きく圧損しておりました。パルス信号も不安定なので、こちらも製作する事に。

外したメインハーネスは青銅化しておりました・・・。配線の中身も青銅化・・・。

新たに配線を製作し、これでDMEまでの電圧も安定するかな?


途中でまた止まっては大変なので、最終走行点検を念入りに行い点検。問題なさそうです。


今回DME本体とは思っても無く、既に30年経てば壊れる事も有るよな~。と思いました。


当方でもPORSCHEのDME修理行えます。価格は修理のみでしたら43,200円~となっております。

DME修理は、10年保証もお付けいたしますので、気になる方はお問い合わせ下さい。



あ~無事直って良かった♪ オーナー様の所へ帰って、お利口さんにして下さいね!!

OGAWA