新法によるラスベガス不動産市場の影響 | ラスベガス高級不動産

新法によるラスベガス不動産市場の影響

苦闘しているホームオーナーを救うため、ネバダ州ではまたまた新たなBill of Rights, SB 321, AB 273101日から制定されました。

以前のAB 284によって銀行のフォークロージャー手続きが煩雑になり、結果的に市場に出てくる差し抑え物件が急減してしまい、在庫不足のために価格上昇をもたらしましたが、グラフ参照 今回の新法で銀行は再度のシステムの見直しを余儀なくされ軌道に乗るまで時間が掛かりそうです。

その為一部では益々銀行の差し押さえ物件の出回りが遅れ、更なる価格上昇を予測している人もいます。

新法制の内容は以下のような概略です。

SB 321:ホームオーナーのローン会社の担当が一本化される。今まではショートセールとフォークロージャーの担当が別々で同時進行していた。また、“arm’s lengh”ルールを取り除かれる。今までは、家族や親せき等が当該物件を購入することを禁じていた。また、支払い不履行のNotice of Defaultの通知を発行する前に30日の猶予を与えなければならない。

AB 273:Notice of Defaultの通知を受け取ったホームオーナーは自動的にForeclosure Mediation Programに入れられる。手続きをする手間が一つ省かれるが、ホームオーナーは14日以内にプログラムを利用するための意思表示をして$200を払う必要がある。何もしないでいると、フォークローズされる。

法制が改正されるたびに銀行は調整のために数か月対応が遅れる。既に60%のホームオーナーは既に何らかの支援を受けており、この新たな法制がどの程度の効果をもたらすかは疑問です。


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