2017年の振り返り〜上半期編

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こんにちは。

1年が経つのは早いもので、今年最後の投稿です ^^

今回は自分の2017年をザーッと振り返りたいと思います。

 

1月〜2月

試験&レポートとひたすら戦う毎日...この学期はとにかくレポートが多いので大変でした。

一番気に入った講義は「宇宙惑星物質進化学」という講義です。この講義では宇宙初期に元素が誕生するところから地球ができるまでをいくつかのステップに分けて詳しく解説するもので、私は特に月の内部の進化に興味を持ちました。実は月の「表側」と「裏側」では内部の様子も異なるんですよ!

ちなみに月の自転周期と公転周期についての記事は「地球力学」という講義で習った内容をもとに書きました。この議論を応用することにより月が地球からだんだん遠ざかっていることも説明できるので、是非考えてみてください。

 

3月

春休みには宇宙線研究所のスプリングスクールに参加してきました。これは学部3年生限定の学校で、柏にある宇宙線研究所(所長は一昨年ノーベル物理学賞を受賞された梶田先生です!)に5日間泊まり、研究体験をさせてもらいました。私は専門とは異なる「重力波」のグループに所属し、LIGOが実際に観測したデータを用いて原始ブラックホール(ビッグバン直後にできたとされる、地球よりも軽いブラックホール)探しを行いました。昼はデータ解析をし、夜は他の班の人と語らい、寝るのも忘れるほど楽しい4日間でした(笑)

参加している学生は皆同期なので非常に話しやすく、仲良くなりやすいのが特徴だと思います。この学校の1週間後にこの時知り合ったメンバーで花見に行きましたし、つい最近もまた飲みに行きました。

今年度の募集は終了してしまったようですが、非常に良い経験になるので学部2年生の人は来年度の募集をお見逃しなく!

4月〜5月

5月に行われる大学の学園祭「五月祭」に向けた準備で大忙しでした。

学科の学術展示では対流と雲の形成、地震波を用いた地球内部構造の推定、小惑星帯の構造形成、太陽風・太陽フレアについての展示を行いました。このうち、私は太陽フレアについての展示を作りました。実は前回のフレアの記事×2はこの時の展示の焼き直しです。手抜きですみません(笑)  私たちにとって非常に身近な太陽で起こっているフレアという現象を知ってもらうと同時に、それが生命誕生とも繋がっているかもしれないという意外な面白さも伝えることができたかなと思います。

私は学科の学術展示の責任者を務め、色々な新しい試みを取り入れました。一部、提案したのに準備が間に合わなくて結局実現できなかった企画もあるので来年後輩たちが実現してくれたら嬉しいですね。Twitterもありますので是非フォローしてください!(今は冬眠中ですが、春くらいから動き出すと思います。)

©NASA/SDO 

6月〜7月

試験&レポート再び...。とはいえ、先学期までは地球や宇宙の謎を解くために必要な物理に重きをおいた講義が多かったですが、今学期からはそれらを実際に地球や宇宙に応用していく講義が多くなり、とても楽しかったです。

一番面白かった講義は「惑星地質学」です。中でも、「調べたい天体の周りに探査機を飛ばして重力を測るだけで、その天体の内部の様子が分かる」という話が興味深かったです。実はこの事実自体は先学期の「地球力学」という講義で出てきていたのですが、実際の探査の文脈で登場することで具体的なイメージが湧きました。この話もそのうち記事にしようと思っていますが、気になる方は重力異常(フリーエア重力異常・ブーゲ重力異常)で調べてみてください。

また、「特別演習」という、研究室に仮所属して英語の教科書や論文を講読する授業もありました。全く違う分野から2テーマを選ぶことになっているので、私は「沿岸湧昇(海洋分野)」と「プラズマ物理(宇宙分野)」を選択しました。沿岸湧昇は偏西風などの風と地球の自転の影響により沿岸で海流が深いところから上昇してくる現象です。ペルー沖やカリフォルニア沖が良い漁場となっているのはこの沿岸湧昇のおかげです。一方、プラズマ物理の方では電子や陽子などの電気を帯びた粒子の集団の振る舞いを分厚い教科書を用いて広く学び、最後には「磁気回転不安定(MRI)」と呼ばれる現象に関する論文を読みました。このMRI(核磁気共鳴とは無関係です)は太陽系の形成初期の鍵となる現象だと言われています。

 

長くなってきたので今回の記事は一旦ここまでで終わりにします。続きは「2017年の振り返り〜下半期編」にて!

ではでは、また後ほど!

 

 

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