昨日は、韓国でオモニの誕生会をしたという。亡くなった人の誕生会なんて、寂しいよ、、と思ったけど、ピアノを弾いてと主人に頼まれたので、録音した。
 オモニと過ごした日々が蘇り、更に淋しくなったけど、やっぱり側で見ててくれてる気がする。
 ドイツにオモニが手伝いに来たとき、感謝の思いを言葉で伝えられないので、私は夜マッサージをするようにしていた。仕事で主人はほとんどいないし、子供が寝ると私とオモニだけの時間。ゆっくり女だけのおしゃべりタイム!みたいな雰囲気なのに言葉が通じない、、。なので、一方的に話すオモニの韓国語を、ふんふん聞き流しながら、足をもみもみ、肩をもみもみ。
しばらくすると、決まって「ピアニストの指なんだから、、もう寝なさい。」と言う。私には、オモニの言葉がいつも怒ってるように聞こえたんだけど、ある時からわかった。この人はすごく優しい人なんだ。私によくしたいんだ。って、、。私の手もよく握ってくれたなあ。お互い言葉で伝えられないから、オモニは、ぶっきらぼうに私に何かいいながら手をさすったり、握ったりしてくれた。
たぶん「あんたはもう、ピアノだけ弾いて幸せだよ。なんで私はこんな働きっぱなしの人生なんだろうね。でも、ピアノ好きでここまできたんだから、全部完璧になんてできないよ。キムチは私が漬けるから、子供ちゃんとみて、体休ませながら頑張るしかないよ。」みたいなことを言ってたのでは、、と。
 大抵、聞き取れた単語から妄想して、オモニの話を聞いていたから、よく誤解もあったけど、たぶんいつも優しいことを話していたんだと思う。
 もう一緒に買い物行ったりできないと思うと、やっぱり寂しいな。
韓国の曲、タイトルはわからないけど、お母さんのことを歌った曲。母の日によく主人が歌っていた大好きな曲。↓