三十路ですカエル
収支以外の話もだいぶ無くなってきたので自分が若いときの話。

まだ20代前半のころパチスロはちょうどCT機などが出始めた頃でした。
一時期仕事もなく毎日のようにパチ屋に通ってた日々がありました。
その頃は朝一で抽選で設定を変えてくれたりモーニングあったり今では考えられないサービスもありましたね。

ある時初代花火を打ってると隣に結構な歳爺さんが座って打ち始めました。
爺さんはパチスロの打ち方はわかっているけど目押しは全然できない感じです。
するとた~まや~が光って(告知ランプ)ど~にもこ~にも揃えられなくて困ってました。
爺さんは俺の肩ちょんちょんとつついて『ニヤリ』(*^ー^)ノ

俺は目押しして欲しいんだなと思ってBIGを揃えてあげました。
すると爺さんはBIGを消化して俺に飲み物を買ってくれました。

その頃は暗黙のルールみたいのあって揃えてあげたりパチンコで当たって玉借りたりしたら飲み物おごるみたいなのあったんですよね。まあ地域によって色々でしょうけど。

爺さんそれから毎回俺に目押しを頼むようになって目押しするたびに飲み物買ってきてくれて...
(だいたい一回買ってくれればOKなんですが)

しかも爺さんお茶とかコーヒーじゃなくて毎回200¥のタフマン....グー

高いし俺あまり好きじゃないし...タフマン....ガーン

タフマンが四本くらいたまった頃爺さんは満足してコイン流して帰っていきました。


それから爺さんは毎日俺の隣に座るようになりました。
サンダー打っててもクランキーコンテスト打ってても...
んで毎回目押しをお願いされて『どうせオバケだオバケ(REG)』とリーチ目も理解してないのに..

ある日エスプCTを打ってるとまた爺さんが隣に座ってきて打ち始めました。
最初2回くらい目押しをしてあげました(ノーマルBIG)
でも俺は朝からガッツリハマりをくらってて4万くらい投資しててかなりいつもより不機嫌でした。
いつもならリーチ目入ると俺から押してあげるようにしてあげましたがその日は不機嫌で頼まれるまで放置してました。

爺さんも俺のハマりと不機嫌さを察知してか自力でなんとかマグレで揃えたりして空気を察してか、
す....っと席を立って帰っていきました.

次の日から爺さんは俺の隣に座らなくなりました。

気がつくと爺さんは俺がその頃絶対近寄らなかったニュータイリョウのシマで一人打ってました。
灯台ランプ光ってるのにやっぱり揃えられなくて困ってました。

俺は前日の気まずさもあって見てみぬふりをしてしまいました.....

数日後爺さんは店に来なくなりました....


今考えるとハマってたのは爺さんのせいじゃないのになんで不機嫌さを振りまいてしまったんだろ...
なんでニュータイリョウの時目押しできないのわかってて見過ごしてしまったんだろ...

っと後悔してます。