長編アニメーション・ドキュメンタリー映画『長春 -Eternal Spring』の上映会が東京で開催され、大きな反響を呼んた。本作は、2000年代初頭の中国・吉林省長春市で起きた法輪功弾圧下の実際の出来事を描いている。本作を鑑賞した水墨画家の宇宙大観氏から感想を聞いた。

ボクは“超サイヤ人”じゃないけれど…電波ジャック描いた「長春 – Eternal Spring」東京で上映

 

宇宙氏は本名を于駿治(う・しゅんじ)といい、別名は宇俊之、大観、愚公、古今、天馬堂主などを持つ。1950年に上海で生まれ。共産党の知識分子弾圧政策によって父親を殺害された。のちに来日し、NHK文化センターなどで水墨画講師を務め、2011年には文部科学大臣特別表彰を受賞するなど、日本でも高い評価を得ている。

 

ーー宇宙さんは『長春』をご覧になってどのような感想をお持ちになりましたか。

 

本当に素晴らしい作品だと思いました。私も以前、中国の人権問題を描いた連環画(コミック)を描いていました。「中国人権英雄画伝」では、法輪功学習者である高蓉蓉さんと趙欣さんを取り上げ、彼らが迫害により命を落としたことを描きました。当時、胡錦濤国家主席宛てに公開書簡を書き、大紀元に掲載したのですが、その後中国共産党から脅迫や妨害を受けました。私は共産党の邪悪さを知る身です。

 

ーー法輪功と出会ったことで、宇宙さんの人生観は変わったのでしょうか。

 

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