日曜日。

 

ていうかとうとう梅雨が明けて、暑い、暑い夏がやってきましたね...うぅぅ。

 

予報では最高気温は軒並み35度前後で推移するようで、これはもうね、夏の苦手な私にはまさに拷問...まあでもね、何とか乗り切らないとね。

 

 

いつも以上に睡眠を多くとることを心がけ、食事もバランスよく...って毎年同じなんだけどね、夏って、ぶっちゃけ、少し太るんだよね...いつもそう。

 

中年太りがより顕著になってきてはいるものの、まあでも元々やせ型の私ではあるので、多少太っても健康のため...とにかく食べて、体力を維持する...まあそれに尽きる訳です。

 

 

という訳で先週観た「続・猿の惑星」の続き...今日はもう一気にその続編2本を。

 

 

まずはシリーズ第3作「新・猿の惑星」を。

 

 

久し振りにAmazonプライムビデオの「レンタル」を敢行...300円なり...意外に高い?

 

 

それはともかく前作で悲劇的な結末を迎えて、物語は続きようもないはずなのに...そこは作り手の商魂、いや創意工夫で続いていく。

 

 

主人公はまたもや代わって今回は前作のラスト、猿の惑星、いや未来の地球の消滅を逃れ、脱出を図ったコーネリアスとジーラ。

 

原題の“Escape From the Planet of the Apes”の通り、まさに脱出、そして...というお話。

 

 

第1作でテイラーたちが乗ってきた宇宙船で脱出したという設定で、しかも地球の爆発の影響を受けて現代の地球にたどり着くという、いわば「タイムスリップ」を絡めたトンデモ展開で幕を開ける。

 

 

これは予算削減などなどの諸々の事情からに練り出された、まさに作り手の創意工夫な訳で、現代社会に突然放り込まれたコーネリアスとジーラが人類社会に「化学反応」を引き起こしていく、その展開はこのシリーズに通底する文明批判に溢れている。

 

 

序盤は物珍しさからアイドル扱いされる二人であったが、徐々に人類と猿との「格差」が浮かび上がり、軋轢が生じてやがては逃亡劇に発展していく...まさにエンタメのテッパンではあるけれど、前2作とは全く違う画面の空気、人類と猿の立場の逆転の面白さ...想像以上に面白かった。

 

 

でもねえ、ラストがまた悲劇的というか、絶望的な終わり方...と思いきや続編に卒なく伏線を張るというしたたかさもあって...

 

 

 

という訳で間髪入れず第4作「猿の惑星・征服」を観る。

 

こっちはディズニープラスで観られるということで切り替えて観始めたんだけど、オープニングクレジットが終わったとたんにスコープサイズではなくなり、いわゆる「トリミング」版になってしまう...なんじゃ、これ?

 

 

慌ててIMDbで調べてみると、もちろんオリジナルはスコープサイズ...おいおいディズニーよ、どういう事情があるのか知らないが、こういういい加減なことしていいのか?

 

 

その左右が切られた画面に耐えられなくなって、引き続きAmazonプライムで更に「レンタル」...また300円なり...うぅぅ。

 

 

 

という訳で晴れてオリジナルのスコープサイズで観始めた「猿の惑星・征服」...原題はそのまんま、“Conquest of the Planet of the Apes”、設定にまたひとひねり合って、1972年製作当時にあって1991年という「近未来」、北アメリカのとある州が舞台となっている。

 

 

その近未来では犬と猫が絶滅し、猿類がいわゆる人類にとって「ペット」となっていて、更にはその猿たちが適度に「進化」してもはやペットというよりはもう明確に「奴隷」として扱われているという設定。

 

 

そこで前回悲劇的な結末を辿ったコーネリアスとジーラの忘れ形見であるシーザーが今回の主人公で、その奴隷扱いされている猿の中にあって唯一知能を有し、言葉を話すことで、いわば奴隷解放運動のリーダーになっていくという、これまたトンデモ展開のお話。

 

これもまた作り手の創意工夫ということなんだね、前作に輪をかけて人類が極悪非道な存在として描かれ、まさに文明批判が更に鋭さを増してて、人種差別などの問題提起も含めてまさにSFらしいSFに進化していた。

 

 

元々はマイロという名前だったふたりの忘れ形見が「シーザー」と名乗ることがまさに象徴的で、人類に反旗を翻してまさに革命を起こすという展開は、これまたシリーズの新たなエンタメ路線というか、改めてその創意工夫に思いを致す。

 

 

前にも何度か言ったけど、かつてCGなんてものもなく、それこそ予算の問題に汲々としていた映画界のその創意工夫には頭が下がる。

 

色々批判もあったらしいこのシリーズだけど、この歳になって初めて観てみて、想像以上によくできていたと感心しているところ。

 

 

あとは第5作、シリーズのフィナーレを飾る「最後の猿の惑星」を残すのみ...早く観たい!

 

 

さてさて...夏だ...しっかり寝て、スタミナをつけないとね。

 

 

という訳で今日の晩御飯はキノコとにらをプラスしたアレンジ麻婆豆腐を作る...元気出そう!