日曜日。
今日は急に暑くなって、初夏の様相...まあでも桜もようやく開花したばかりなので、春本番はこれからだね。
今日はようやく長い道のりを経て、ディズニーの商魂に飲まれて、例のあの案件...「スター・ウォーズ:アソーカ」シーズン1の全8話を完走。
シーズン1ということはつまりシーズン2の制作が決定したというね。
「クローン・ウォーズ」のシーズン6までと「反乱者たち」全4シーズンという長い長い道のりを少しずつ歩みながら、ようやくその到達点である「アソーカ」を今日ようやく、世間に遅れること半年...ようやく観ることができました。
ま、到達点というのは大袈裟だけどね、あの名作ドラマの呼び声も高い「マンダロリアン」だって予習していればもっと別の味わい方ができただろうにという後悔もあるので、今回ばかりは時間がかかってもちゃんと予習しよう、予習してから楽しもう...それがファンの末席にいる私の最低限の「礼儀」だろうと思ったわけです。
...また大袈裟な物言いに、ついつい。
という訳で昨日までに5話まで観てて、今日は6、7、8話をイッキに。
主人公は「クローン・ウォーズ」でアナキン・スカイウォーカーの弟子として活躍したアソーカ・タノのその後、あの「ジェダイの帰還」から5年後を描いているんだけど、同時にやはり言われていた通り「反乱者たち」の続編にもなっている。
観ているのとそうでないのと、感情の居所が全く違っちゃっただろうことは想像に難くなく、やはり観ておいてよかったなと思う。
いや、観ておかないと絶対に味わえないであろう物語だ。
アソーカ・タノの話ではあるんだけど、むしろメインは「反乱者たち」の主人公だったエズラ・ブリッジャーの「秘密」を解き明かそうとする物語でもあって、その「反乱者」のメインキャラだったサビーヌ・レンとヘラ・シンドゥーラのその後が、しかも実写化されて大活躍する。
つまりは旧三部作、新三部作、そして「クローン・ウォーズ」と「反乱者」が密接に絡んでいて、まさに「スター・ウォーズ」の世界観のど真ん中の物語でもあるんだよね。
いわゆる「続三部作」の大失敗を取り戻そうという気概の塊であった「マンダロリアン」の成功を受けて「クローン・ウォーズ」を作り上げた、あのジョージ・ルーカスの正統なる後継者であるデイブ・フィローニ、そしてMCUの成功者のひとりであるジョン・ファヴローが見事にタッグを組んで、まさに破竹の勢いという、そんなパワーさえ感じられた「アソーカ」であった。
もちろんこれはあくまでも「スピンオフ」の枠内のお話ではあるんだけど、その自らが作り上げたアニメのキャラクターを利用して、懸命にメインストリームを再構築しよう、つまりは続三部作をなかったことにしたいのにでもできないという隔靴掻痒な中で「スター・ウォーズ」の本懐を遂げよう、表現しようという、何かプライドのようなものさえ感じられる、そんな高尚な物語でもあったように思う。
ディズニーは今後いよいよ映画の世界で「スター・ウォーズ」を再構築しようと画策している。
それが吉と出るか凶と出るかは知る由もないが、少なくとも「アソーカ」の面白さを体験した今は、期待してもいいんだと思う。
子供の頃に夢中になったあの「スター・ウォーズ」が紆余曲折を経つつもいまだに走り続けている、それだけでもある意味奇跡なんだろうと思うので、これはもう行けるところまで付き合わなければという気持ちにさせられる。
ていうかね、私が人生を全うしてもまだまだ続きそうでさえあるね。
とりあえず、ようやく観られました「アソーカ」。
楽しめました。
私は永遠に大人にはなれないようです。