世間は仕事始めですっかり日常が戻ってきているようだが、私はまだまだ引き続きお正月休み。

 

でもさすがにダラダラし過ぎて、心身ともにおかしくなってきた。

 

ていうかね、元旦の朝帰りからほぼウチから出ずに引き籠ってるなんてやっぱり異常だなと、空恐ろしくなってきて...自転車を駆って遠い方のサミットまで買い出しに。

 

 

午前中だったせいかお客様も少なくて、いやもう日本全国がすっかりコロナ過なんてどこ吹く風で日常を取り戻したつもりになっている、そんな寒々しい空気も感じたりして...日本人の不感症もここまでくると怖いね。

 

 

 

まあそれはともかく、引き籠ってダラダラとあれこれ観たりしてたんだけど、その中でも昨年からハマっていたMCUのディフェンダーズ・サーガは「ザ・ディフェンダーズ」を観たことでひと段落してなかなか次を観る気が失せていたんだけど、せっかくの長期休暇だしね、重い腰を上げて次のフェーズに突入。

 

 

4人のヒーローのそれぞれの物語とそのクロスオーバーで一応「観た気」にはなっていたけど、このNetflix版MCUドラマシリーズはまだまだ半分程度観たに過ぎなくて、今度は更に新しい物語、あの「デアデビル」シーズン2で頭角を現してきたパニッシャーことフランク・キャッスルの単独ドラマがその「デアデビル」のいわゆるスピンオフという扱いで、その名も「パニッシャー」としてストリーミングされているので、今日まで一気に観てようやく先ほど最終話を見届けたということで、そのお話を少しだけ。

 

 

デアデビルは殺さないヒーローだけど、パニッシャーはまさに「処刑人」ということで悪者を片っ端からぶち殺す、そんなハードなキャラクターなので、この単独ドラマ「パニッシャー」もまさに残虐描写がこれまでになく満載...特に最終話はもう見るに堪えない...ていうか普通の映画以上に残虐さモリモリで、そういう意味ではそれこそホラー映画を観慣れない私にとってはいささか刺激が強すぎたかも。

 

 

それでも「デアデビル」シーズン2で失踪したその後の逃亡生活から始まって、妻と二人の子供を殺した喪失感を背負ったままの真相究明と新たな相棒として加わった国家安全保障局の元分析官、マイクロことデイヴィッド・リーバーマンの家族にまつわる人間ドラマも描かれていたり、それこそPTSDに苦しむ職業軍人の悲哀なども描かれていたりして、スピンオフという扱いがもったいないほどとても重厚なお話だった。

 

 

ただ、このパニッシャーというキャラクターはかなり古くからいたらしく、しかも何度か映画化されているようなんだけど、どの作品も観たことがなくて、ていうか全く知らなかったんだけど、元々アメコミ界ではかなり人気のキャラではあったらしい。

 

 

ただ「デアデビル」のサブキャラでしかも「ザ・ディフェンダーズ」には出ていなかったフランク・キャッスルの単独の物語なので、他の作品との繋がりという意味では薄めではあったんだけど「デアデビル」のヒロインだったカレン・ペイジが出てきたり、それこそNYPDの刑事も顔を出していたりして、かろうじて世界観は共有しているのでどこか安心感もあったし、かつ新たに出てきたヒロインの国土安全保障省の捜査官もなかなか魅力的だったしね、逃亡劇とポリティカル・サスペンス、ミリタリー・サスペンスの要素が複雑に絡んでて、改めてアメリカのテレビドラマの作り込みの丁寧さに感心しきり。

 

 

ぶっちゃけクロスオーバーの「ザ・ディフェンダーズ」が消化不良だったこともあって、この「パニッシャー」の入り組んだお話がより一層面白く感じられたのかも知れないけど、それを差し引いてもフランク・キャッスルの陰のあるキャラクターでグイグイ引っ張っていく、なかなか力強いドラマだった。

 

 

アメリカのテレビドラマが全てそうなのかは分からないけど、このシリーズは往年の映画スターのいわゆる「客演」も楽しくて、最初は分からなかったんだけどメアリー・エリザベス・マストラントニオが出てて、エンドクレジットで気付いてもう一度出てたシーンを見直して驚いたり。

 

 

「デアデビル」にはスコット・グレン、「ジェシカ・ジョーンズ」にはキャリー=アン・モスとレベッカ・デモーネイも顔を出してたし「ルーク・ケイジ」にはフランク・ホエーリーが出てて、そうそう逆に売り出し中だったのかマハーシャラ・アリも出てたし「ザ・ディフェンダーズ」にはトリに相応しくシガーニー・ウィーヴァ―が華を添えていた。

 

もっといろいろ知ってる人が出ててキリがないんだけど、とにかく昔懐かしい映画に出ていた役者さんが結構出てるのは、個人的にはそれだけで楽しかった。

 

 

...ってまだまだ続くんだったよ。

 

 

次は...「ジェシカ・ジョーンズ」のシーズン2か...

 

 

「ザ・ディフェンダーズ」を受けてどういう展開に持っていくのか、楽しみだ。

 

...ってそろそろ...

 

 

ほどほどに...