日曜日。

 

仕事が少しハード。

 

...寝坊。

 

 

でも映画を観ておかないと。

 

という訳で今日は短めの映画に逃げてしまった。

 

 

今日観たのはSF映画の古典、あのジョージ・パル製作、1951年の「地球最後の日」という作品をチョイス。

 

これまで散々描かれてきた、いわゆる「アルマゲドン」系の元祖ともいえるような作品で、地球に天体衝突が迫るというパニックものにノアの箱舟の要素が盛り込まれた終末ものでもあるSF作品のまさにテッパン。

 

それこそ「アルマゲドン」やら「ディープ・インパクト」などもここから派生した作品なんだろうね。

 

 

二つの星が地球に衝突するという危機が設定され、地球滅亡が避けられない中でそこからいかに人類は回避するのか、いや誰が選ばれて生き残るのかというシンプルな物語だが、まさに「枷」の効用がこれほど明確に分かりやすく描かれているという点も含めて、まさに古典の名作なんだろうと思う。

 

ただ原作にはなかった恋愛要素やブルジョアの我欲とヒューマニズムの対立などが卒なく盛り込まれ、1時間23分という短い尺の中にもそれなりの人間ドラマが付加されていて、ぐいぐい物語が進んでいき、あっという間に終わっちゃった。

 

 

古い作品だということもあってツッコミどころは満載だけど、何度も言うけど「枷」の効用が学べるという意味ではとても貴重だ。

 

監督のルドルフ・マテという人はカール・テオドア・ドアイヤー、フリッツ・ラング、ルネ・クレールなどの名匠のもとで撮影監督として活躍していた人なんだそうで、監督作も今日の「地球最後の日」だけでなくいろいろ職人芸を発揮して映画草創期を支えた映画人のひとりだったようだ。

 

 

今更古典の名作から学ぶなんて遅いぞという声が聞こえそうだけど、それでも...ね。

 

 

半ば言い訳だけど、人間は死ぬまで学ぶのだ。