毎日暑いですね。

 

 

それでも、何となく毎日繰り返していると、外に出ずにはいられなくて、今日も少しサイクリングした。

 

 

 

そういえば、昨日そのサイクリング中に偶然たどり着いた向山庭園、としまえんのすぐ近くにあって、考えてみれば映画を観に行くたびに、近くを通っていたというね。

 

 

その向山庭園、やはりご先祖さま、江木翼翁の旧邸宅だったそうだが、昨日はすでに閉館時間を過ぎていて入れなかったので、また日を改めて訪れてみたい。

 

 

 

 

という訳で、今日もドラマ観て、映画を観た。

 

 

引き続き「山田洋二監督の選んだ日本の名作100本・喜劇編」から、昭和30年の「二等兵物語 女と兵隊・蚤と兵隊」を言う作品を。

 

 

 

この長い題名、前後編に分かれていて、前編が「女と兵隊」で後編が「蚤と兵隊」ということらしいのだが、本編ではその副題は結局最後まで出なくて、タイトルもシンプルに「二等兵物語」だった。

 

95分の作品でインターミッションもなかったし、どうしてこういった副題がついているのかよく分らないが、のちにシリーズ化され、9本続編ができたということだ。

 

 

 

伴淳三郎と花菱アチャコのふたりが太平洋戦争終結直前の昭和20年6月に、赤紙を受けて徴兵されるのだが、前線に赴くわけではなく、入営した兵舎の中で上官のいじめや司令官のしりぬぐいをさせられながらも、健気に過ごすさまをコミカルに描くというもの。

 

 

 

ただ、全編コミカルという訳ではなく、上官のいじめが始まると笑えなくなるし、花菱アチャコ扮するシングルファーザーと息子の親子愛が絡むし、広島に原爆が投下され、終戦を迎えると、伴淳三郎がこれまでの上官たちの非道を機関銃で脅しながら糾弾するというクライマックスも用意されていて、戦後10年経った制作当時の、いわゆる「先の大戦」に対する日本人のスタンスが何となく垣間見えたような気がした。

 

 

伴淳三郎と花菱アチャコという当時売れっ子の喜劇役者の「職人芸」で描かれる戦争喜劇...押しつけがましさがなく、ちゃんと「反戦映画」としてもよくできているように思った。

 

 

続編があと9本あるということなので、観てみたい気もするが、さて、観られるだろうか...

 

 

 

気が付くとあっという間に夏休みが終わりに近づいている...

 

 

 

まだまだ時間が足りない...

 

 

 

やりたいことが全然できてない...

 

 

 

バカンスが長いヨーロッパの人がうらやましい...いや、それは違うか。