先の見えない日本...

 

 

それでも前を向いて、手探りでもいいから、前を向いて...

 

 

私には何もできないが、せめて人様の足を引きずらないように、少なくともそういうスタンスで、今は行こうと思っている。

 

 

 

 

 

という訳で(?)映画を観た。

 

 

先日買ったBDレコーダーにも徐々に録画したコンテンツが蓄積されてきていて、だんだんレグザくんのHDDの負担が軽くなってきているが、今日もそのレグザくんに録画していた「ナイロビの蜂」という作品を観た。

 

 

レイチェル・ワイズがアカデミー助演女優賞をゲットした2005年の作品。

 

 

原作のジョン・ル・カレの名前は時折耳にする。

 

 

ショーン・コネリーの「ロシア・ハウス」とか、ピアース・ブロスナンとジェフリー・ラッシュの「テイラー・オブ・パナマ」とか。

 

 

あ、どっちも主役が007だ。

 

 

 

 

...そんなことはいい。

 

 

アフリカのケニアを舞台にした、製薬会社の私欲とそれにまつわる国家の陰謀にメスを入れようとして殺された妻のその死の真相を突き止めようとし、やがてはその意思をも継ごうとする“THE CONSTANT GARDENER”(誠実な庭師? 園芸家?)のお話。

 

 

時間軸を行ったり来たりする複雑な構成に少し戸惑うが、謎が謎を呼ぶ展開は悪くない。

 

 

ただ、全体的に何となく、地味。

 

 

それは主人公の温厚なキャラクターもその要因になっているかも知れないが、どことなくメリハリが弱いような気がした。

 

 

その主人公を演じたレイフ・ファインズという役者さんは「イングリッシュ・ペイシェント」の印象が強い。

 

 

最近では「ハリー・ポッター」シリーズのあのヴォルデモート卿か。

 

 

 

 

そのファインズの妻を演じたレイチェル・ワイズがとてもよかった。

 

 

結婚生活にひびが入ろうとも真相を突き止めようとするその力強さは、ややもすると自分勝手なキャラクターになりかねないが、そのあたりはワイズの可愛らしさと美しさ、さらには実際にワイズ自身が妊婦だったのだろうか、役柄が妊婦となった時のあの神々しいまでの美しさが加わり、とても魅力的に演じていたように思う。

 

 

こういう演技を見せられると、女性にはかなわないなと思い知らされるね。

 

 

 

 

ラストは思いがけない展開で、何となく救いのないような気もしたが、これはこれで「ラブロマンス」という観点からすると、筋が通っているのかなとも思う。

 

 

 

もう一度じっくりと観てみたいと思わせる一本。

 

 

 

 

 

 

相変わらず、福島の原子力発電所の不安が東日本全体を覆っているが、それでも、これまで通り、買い占めをせず、焦らず、じっくり、自分の生活をして行こうと思う。

 

 

華美な生活は慎むべきだが、被災地のみなさんに遠慮しすぎるのも、それはそれで問題があると思うので、やはり、今までどおり、それなりに、自分なりの生活をしようと思う。

 

 

映画もドラマも観ようと思うし、そろそろ次回作の構想も練らなければと思う。

 

 

まあね、今までが今までだけに、派手な生活をしようもないのだけれども。

 

 

 

 

ただ、今のところウチの地域は計画停電とは無縁だが、いつその「輪番」がまわってきてもいいように、心の準備だけはしておこうと思う。

 

 

 

とにかく、今は、いろんな意味でじっくりと腰をすえて...人様に迷惑をかけないように、一歩ずつ、一歩ずつ...

 

 

 

あれ、今までとそんなに変わんないや。