さて、2本目。
打って変わってエンターテイメント。
1993年の「逃亡者」。
原題は"THE FUGITIVE”、監督はアンドリュー・デイビス、出演はハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズなど。
ジュリアン・ムーアが出ていたのには驚いた目がハート

またまたNHKの放送データから拝借。

1960年代にヒットしたテレビドラマを、ハリソン・フォード主演で映画化したスリリングなアクション映画。
仕事も家庭も順調だった外科医のキンブル。
ところが、何者かに自宅が襲撃された上、彼自身が妻殺しの容疑で逮捕されてしまう…。
自らの容疑を晴らすべく逃亡者となったキンブルを、執拗に追い続けるジェラード警部を演じたトミー・リー・ジョーンズがアカデミー助演男優賞を獲得した。

...という映画です。

我が少年時代のヒーロー、ハリソン・フォードの数多くある作品のうち、観逃していた1本だ。
ハラハラドキドキ、文句なくワクワクするエンターテイメントだった。
やはり、こういう映画が楽しい。

60年代のテレビドラマの映画化ということだが、その「オリジナル」を私は知らない。
最近は、映画のリメイク、この映画のようなドラマの映画化がハリウッド、日本を問わず多い。

その度にオリジナルと比較され、賛否両論入り乱れて話題になる。
オリジナルを知るオールドファンの反発、好意的に受け入れるオリジナルを知らない世代の盛り上がり...常にそういう対立が巻き起こる。
必ずしもその対立構造では語れない作品もあるが、基本的にはいつもそんな感じだろう。

かくいう私もこの類の話題には興味がある。
オリジナルを知っている場合もあるし、知らない場合もあるが、大体最初に観た方を素直に受け入れる傾向にあるw。
例えばトム・クルーズの“MISSION: IMPOSSIBLE”を観たときはかなり熱狂した。
オリジナルの連ドラを知らない私はすんなり受け入れていた。
オリジナルを知るファンにとってあの映画は「ありえない」ようだがw、私はあの「反則技」を楽しんだ。

「七人の侍」の場合は例外で、翻案化された作品である「荒野の七人」が最初だったにもかかわらず、そのオリジナル「七人の侍」のパワーに圧倒されて私のベスト1となった。

ちなみに今日観た「逃亡者」のオリジナルの連ドラは、足掛け5年、4シリーズ、全120話の壮大なものだということで、それを1本の映画として2時間あまりによくまとめたものだなと感心した。
オリジナルを知らないのではっきりとはいえないかも知れないが、それくらい、よくまとまっていたと思うし、細かい整合性も保たれていたようだ。
ハリソン・フォードはかっこよかったし、オスカーのトミー・リー・ジョーンズがお茶目で渋い連邦捜査官になりきっていた。
ジュリアン・ムーアが出ていたのは全く知らなかったので、ちょっぴりうれしかったw。

くしくも「病院」がらみ(?)の2本を観ることとなったが、どちらも面白かった。
HDDの空き容量を考えると、どうしてもハイビジョンのコンテンツを優先してしまいがちだが、今日はSD放送のBS2の映画。
ハイビジョンに慣れた目にはやはり「粗い」が、いい映画であればその持つパワーは感じられる。

デジタル放送だがSDであるBS2はアナログのBS2にないワイド(16:9)放送が魅力だが、画質は...何となくアナログの方がいいような気がする。
デジタルは何か走査線がよく見える...そんな気がするw。
DVD-VideoはそのSDの最もきれいなコンテンツだと思うが、ハイビジョン、BDを観てしまうと...やはりもう...
昨日久しぶりに取り出して、ついつい観ちゃったDVD版“DUNE”にも、その古さを感じずにはいられなかった。
この映画の場合はマスター自体がかなりひどいのだが...w

BS2では毎日たくさんの映画が放送されるが、最近の放送はそのほとんどがハイビジョンテレシネされているようで、NHKのハイビジョン映画のコンテンツ量は相当なものだろう。
...将来が楽しみだ。
っつーか、金払ってWOWOWとか、観ればいいのにね、俺w。