昨日の朝、フォローしていた更年期の情報を発信されてる方の記事を読んで

ショックを受けました。

 

その方が

 

精神科は怖いところだと思っている

 

と書いていたからです。

 

 

 

この発言は以前にも何回かあり、その時は気にも留めなかったのですが、

昨日は違いました。

 

昨日は、更年期障害の治療での病院選びについての記事だったのですが、

ある方が更年期の不安感で婦人科へ受診し、精神科を勧められて精神科を受診したら

抗うつ剤を処方されてさらに不安になった、という内容までありました。

 

 

 

こういう内容の記事を読んだら、

大概の人は

 

・精神科は怖いところ

・抗うつ剤などの精神科の薬はダメ

 

と思ってしまうのではないでしょうか?

 

 

 

だけど、私のように元々精神疾患があり

精神科や心療内科に通院されている人が多いのも事実。

男女問わず、学校や社会、家庭でのストレスなどで通院する人は年々増えています。

そういう人たちは治療のために通院しているのです。

 

それに、精神科や心療内科は全く怖いところではありません。

一部の病院では警察沙汰になった人が入院していることもありますが。

 

だけど、自傷他害を起こすような人と一般の患者は隔てられるのが普通なので、

何も怖いことはありません。

 

 

 

薬に関しても、抗うつ剤などは飲んではいけないものではありません。

私は双極性障害ですが完治はしない病気なので、薬は一生飲み続けなければなりません。

高血圧の人が内科で降圧剤を処方されて飲んだり、

糖尿病の人がインスリン注射を打つような感覚です。

 

確かに、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や眠剤は依存性があります。

それを嫌う患者もいるし、最近は若い医師にも嫌う人が多いと聞きます。

だけど、初めは常用していたとしても医師の指示で少しずつ減薬すればいずれなくせます。

自分の気持ちや行動のコントロール次第で改善できるものです。

 

 

 

そりゃあ、薬は市販薬を含めどんなものでも飲まない方がいいです。

その方が体にいいです。

それでも、症状がひどい時は飲まざるを得ません。

それはどんな病気にもいえることです。

 

特に精神疾患は完治は難しい病気が多いので、

ほとんどの人が一生何らかの薬を飲み続けることになるかもしれません。

というのは、

 

精神疾患が脳の病気

 

だからです。

 

脳に何らかの異常があり、様々な症状が出ているのです。

脳の病気だし、神経にも異常が生じていることもあるので、

自分自身でどうすることもできない部分が多いです。

それを薬で調整している、という感じです。

 

そんな薬を否定されたら、

病識のある、ほとんどの精神疾患の人は

 

怒りますよ?

 

 

 

 

更年期の症状だって、

元々は脳のホルモン分泌の指令が上手くいかなくて出るような感じだし。

自律神経も悪くするからそれで症状が出る人も多いです。

 

人によって程度の度合いは違うけれど、

脳が関係しているのは精神疾患と同じです。

 

 

 

あの記事は、精神疾患の人を敵に回すというか、

より差別や偏見を生む内容だったな、と思いました。

メンタルヘルスジャンルにいる人がそんなことを書くのは本当に間違っています。

 

特に、病気や障害に関する情報を発信する人には

内容が正しいことや差別・偏見を生まないことなどを気を付けていただきたいと思います。