陳腐化 | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

人生漫ろ歩き 時を刻む
美しいもの、大切なもの、
ありのままに‥‥


テーマ:
先日のDIAMOND onlineの記事が興味深かった。
「電気製品としての価値の陳腐化」が
大きな理由の一つとして挙げられている。
現時点で最新のEVも、5年、10年先の
下取り時にはかなり時代遅れになることを、
バッテリー性能、自動運転システム等
を取り上げ、パソコンやプラズマテレビを
引き合いに説明している。
なるほど、よくわかる。

が、極端な話、
将来陳腐化するというより、陳腐なのに
今現在市場に出回っているものもある。
例えば、自動翻訳機の類。これは酷い。
Chrono24を見てる人なら
笑えるほどバカな翻訳にはお馴染みだろう。
あのレベルなんだよな。
(いや、日進月歩でさすがにあのままではないだろうが)


最近スマホやクルマに搭載される
音声認識エンジン会話エンジンの類もそうだ。
家の中全てをIT化とか言ってやってる
極端な例もテレビでみたことがある。
「ヘイ」「ハイ」「OK」はどーでもいいが、
「あれぐらいなら自分でやった方がまだいい」
レベルのモノが多い。カーナビ目的地設定や電話をかけるなんてのはハンズフリーでまだいいが、
一方で、冷房ガンガンの猛暑日の車内で、
誰かが言ったギャグに対する反応「寒〜い」に
応じて勝手に暖房入れられても困る。
リクエスト第一声のシンプルな要求に
応じるだけたらよいかもしれないが、
そこから内容的に更に発展して
相互のやり取りを交えて枝葉末節に入り込むと、
いちいち口に出すより、自分で考えてやった方がはるかに効率がよいかと思う。
相手はこちらの言動の機微もわからぬだろうし。


そもそも音声を介さずに、意識したことが
ダイレクトに飛ばないと、
この手のデヴァイスは意味がないと思っている。
しかし、そこまで技術はひとっ飛びには
行かないんだよね。人間の目の機構が
一発でここまで出来上がるわけないのと同じで、いきなり本当のニーズを満たす完成品が
スポンハッと出ることはない。


こうしたものは、とかく
in their infancy, not a mature technology
(初期レベルで成熟していない)
であり、ホントは世に出す段階ではないと思う。
新しさ、先取りを謳って世に出す裏には、
金儲けと市場全体を実験台にする、
というのが見え隠れする。かといって
これは全く否定されるものではない。
特に後者(市場全体を実験台に)は、
初期ハイブリッド車などもそうだった。
技術を改良したり向上させるには、
実践的なデータが必要だ。また、
時間をある程度みて普及を待たないと
量産効果とコストダウンによる
節度ある価格提供ができない。
そうしたニーズが時世に追いつくには、
ただ待つだけではダメで、市場に早く投入して
消費者の意識を醸成させるのも大切だろう。


自分は自動翻訳機も音声認識エンジンも
今のところ一切使わない。
スマホというこの幼稚なデヴァイスは
指入力で充分。誤解を避けるために言うと、
ここで言う幼稚とは、まだ完成の領域に至っておらずとも10年、20年先のスマホから今のものを見れば、アホなほど洗練さに欠け幼稚に映るだろう、という意味で言っている。だって
iPhoneX辺りからのあの動く絵文字だって、
やっとあのレベルだぜ。
(その幼稚な現行品でさえフルに使いこなしていないお前が言うな!と言われそうなのは重々承知)


冒頭で紹介した記事の締め括りは
「ガソリン車に乗れるのはもう10年だから、
最後は馬力のいい車を買った」
「『平成は遠くになりにけり』の頃には
今のスーパーカー的なガソリン車は、
遠い時代の遺物になる」
なるほど、新しい技術は古い技術を囲い込んで
芸術へと高める。マクルーハンの言う通り。
ガソリン車はいずれ芸術、骨董品の領域に
入っていくのだ。


そういう意味では、機械式時計、
特にロレックスは陳腐にならないなぁ。
いや、一部意匠や機構としては今となっては
陳腐な部分もあろうけれど、
今の世からみて80年代後半の携帯電話に
感じるような陳腐さは、少なくとも

同じ年代のエクス2を
現在からみても感じない。


*  限定的な経験に基づいた、極めて個人的な意見であることをご了承ください。
特に、音声認識エンジンに関しては、
開発のどの段階であろうとも、
病気、後遺症、障害、高齢等の切実なるニーズをお持ちの方々には、決して否定や揶揄されるものではなく、
またその意図は当方にも全くございません。

秋色コスモさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ