S.C.風防について | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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初期個体のサファイアクリスタル風防の特徴で

以前から気になっていたことについて少々。

*これからの写真、ベゼルから上の
サファイアクリスタル風防ガラスの厚みの
両端の形状に注目してご覧ください。

① デイトナ16520初期個体 段落ち200タキ。


② デイトナ16520A番。

③ エクス2 16550初期個体。

④ も一つ別のエクス2 16550初期個体。

①③初期個体。この風防はいずれも

1680プラ風防のエントツまでは行かないが

立ち上がりがドン!と突き上がる。

サファイアクリスタルのエッジ処理だが、

の場合、ベゼルから中程1/2あたりから

斜めに面取りが入る。

一方、は高さ2/3あたりギリギリまで

突き上がってから斜めになる

見た目には形状の差はごくわずかながら、

印象としてはの方が突き上がり感がある。

①③の形状を仮に初期型と呼ぶことにする。



たかだかこれだけの突起であっても、

心理的に与える影響はけっこうある。

夏など半袖で無防備な状態だと

ガチンっハッとやってしまいそうなのだ。
(現にの個体の、7〜8時位置には前オーナーが付けたそれらしきキズが)



一方、②④の個体の風防は、

立ち上がるとすぐに斜めに面取られ


カドがとれた感じ。

ベゼルのスラントに同化して

突き出し感が抑えられる印象が強い。

こちらを、仮に熟成型と呼ぶことにする。



初期型と熟成型の間では、

機能面での差はさほど、というより皆無だ。

ぶつけてキズを作りやすいか否かは、

サファイアクリスタルの縁の角度で

劇的に変わるものでもなく、

手で触れた際のエッジが立った感触と

心理的な圧迫があるか否かだろう。



つまるところ、

どちらがいいかは好みの問題だね。

武骨さがいいのなら、初期型。

洗練された見た目の面から、

突き出たエッジが気になるなら熟成型。

熟成型と比べれば、

初期個体は洗練度に欠けるのは事実。しかし、

たかだかエッジの形状とはいえ、風防も

トータルなデザインの一部とするなら、

初期個体に初期型風防の組合せは外せない。



それから、16550のサイクロップレンズだが、

実はもう一つ興味深い違いがある。

再びと④の写真。

レンズ側面を5時方向から見ると

は透明で、向こうの白黒と色の境目が見える!

④はというと光が透過していない。
(実はこの④だが、と同時期の初期個体だが、風防はメンテナンスで交換されたと思われる)

自身が観察している限りにおいては


以降は他のスポロレでもDJ系でも

まずこちらが採用されている。
ちなみにこちらは16700だが、やはり‥‥。



肝心のオリジナル性についての私見。

デイトなし、ありの差はともかく、

②④熟成型はいずれも交換用だと思われる。

一方、①③初期型は

90年前半から80年後半に遡る風防で、

がその時代の交換用、

がおそらくは工房出荷時に装着されていた

オリジナルと考える。もっともこれに関しては

各個体の入手時の状態、修理明細などからの

個人的判断で、確固たる根拠なし。

この辺はもう少し詰めてみたい。



いろいろ述べたが、こういう細かいコトは

もちろん、普段は全く気にしていない。

ま、じっくり愛でていて、ふとした瞬間

気付いたり思い出したり、といった程度。

ましてや、時計にキョーミない人からすれば、

はあ?それがなんか意味あるの?で

The End!でしょうな。

私も今日はこの辺でThe End!



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