2‐2で前半終了。
勝負の行方はいよいよ後半戦へ。
同点に追いつかれたものの、エスタジにとって焦りも気負いもなく、
非常に良いムードでキックオフを迎える。
エスタジは攻撃の姿勢を崩す事なく、
ヤスタカを中心に修平、昌一、宮崎、
中盤の四人が躍動し、
後藤、原口がゴールを狙う。
GK前田のこの日2本目となるビッグパントから、
後藤が飛び出しからのシュートや、
ヤスタカのミドル、
宮崎健一の狙いすましたシュートは後わずかなところで、
ゴールに至らない。
積極的に攻めるエスタジは、
当然、
コーナーキックのチャンスも増えていく。
後半15分。
エスタジはコーナーが続き、
4度目のキック。
キッカーはもちろん、
“スナイパー”
中村ヤスタカ。
真っすぐに伸びるストレートのボールに飛び込んだのは、
“フライング・ファンタジスタ”後藤浩彰!!
体ごとネットに突き刺さりそうな勢いあるヘディングシュートは、
長崎2000のGKも反応出来ない。。
ゴォォォーーール!!!!
“エース”後藤、
ハットトリック達成!!
このゴールで勢いに乗りたかったエスタジだったが、
1点を守りたいという気持ちが現れはじめ、
徐々に流れを長崎2000に持っていかれる。
前に出る力は、
さすがの、
長崎2000。
特に右サイドに君臨する平田選手を泊めるのは難しく、
その守備は過酷を極める。
特にエスタジの左サイドで平田選手と対峙する、
寺坂は多忙を極める。。
が、
寺坂は持ち前の落ち着きを取り戻し、
冷静に対応。
決定的なチャンスを許さない。
だが、
時間の経過と共に、
長崎2000の猛攻は激しくなる。
しかし、
この猛攻に耐えうるのが、
エスタジ佐世保、
“魂”のディフェンダー達。
瀬分俊二、山下こうだい、与那覇ヒロ、寺坂、
体を張り、
最後まで食らいつき、
ゴールを許さない。
中盤の宮崎修平も守備に入り、
まさに、
魂のディフェンス。
そして、
このディフェンダー達の最後に控えるのは、
“エイサー守護神”
前田忠信!!
弾く、
飛び出す、
前に出る!!
そのすべてのプレーに、
“魂”を見せ、
エスタジ佐世保の最後の砦としてゴールを死守!!
魂の守備に、
上手く時間を使い、
そして、
タイムアップ!!
エスタジ佐世保、
最終節は、
エスタジらしい、
魂の闘いで、
勝点3を獲得!!
長崎2000との死闘にピリオドを打ち、
“難敵”平田選手に、
勝利!!
気持ち良く最終節を終えた。