先日はCamicia=シャツ用の生地をご紹介
させて頂きましたので本日はGiacca=ジャケット
生地をご紹介させて頂きます。
ブルーグレー的なベースにブラウン系の格子が
入りますMade in JAPANの生地になります。
大柄ではっきりとした格子が入りますが、
決して派手な印象はありません。
無地の表情のある(ウールタイや組織に凹凸のある)
タイであれば合うと思いますが、ドレッシーなタイプ
(サテンの様なつるっとした生地感のモノ)はあまり
向かないかと。
よくビンテージの生地で
「油の抜けた・・・」という表現を使います。
この生地も油が抜けたザラっとしたドライな
生地でウェイトがあります。
本来油分があった繊維の油分が抜ける事は
決して良い事だと思いません。
油が抜ける事で生地の劣化や本来の光沢等が
失われる可能性もあると思います。
人間の髪の毛で考えれば、油の抜けた髪は
パサついて良いモノではありませんよね。
油分の抜けた糸で織物にしたわけではなく、
当初の油分が徐々に抜けていった織物という
事なので正直生地自体の良し悪しは断言でき
ません。
ですが、この油の抜けた生地感は年月の経った
ビンテージと呼ばれる生地でしか味わえない事
ですのでそれが好きか嫌いかという事だと思います。
今回の生地は↑もともとの生地がしっかりして
いるので油が抜けても耐久性の問題はなさそうです。
現行の生地では味わえい生地感ですので、
是非会場で体感なさって下さい!!
ESSE
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