例えばアンブシュアを探究する時に、
口元だけでなく顎や頬の筋肉にも目を向けてみるとどうでしょう。
よーーく観察すると、
意外にも唇から遠いところの筋肉同士のひっぱり合い(拮抗)が働いていることに気づくかも。
表面的に変化が無いように見えたり、その部分は使っていないと思っていても、
よーーく観察してみたらどうでしょう。
・音域や音色、強弱によって「口元・顎・頬」などの筋肉の張力バランスはどんな感じ?
・使っている意識はある?
・または使わないように意識している?
ここまでは表情筋の観察。
さらに口の中の様子もよーーく観察してみたらどうでしょう。
・舌や軟口蓋や喉の奥、鼻腔の様子は?
・自分はどこをどうやっている?
・それは意識的?それとも無意識?
・アンブシュアの筋肉バランスと、口の中の様子とは、どう関係している?
顔のこと、口の中の観察の次は、
それらと息との関係も、よーーく観察したい。
・息の種類(強弱など)によってアンブシュアや口の中はどうなっている?
・出したい音色により、どこをどう使い分けている?
・それは意識的?それとも無意識?
そしてその次は、、、(エンドレス)
普段当たり前のようにやっていることに関心を向け、自分が「どうやって」いるのかを知ることは、
動きを修正して望ましい状態を見つけ出すのに役立ちます。
この先もし良好な状態を大きく見失った時には、この観察体験が良い参考資料になるはずです。
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演奏で調子を崩したり、今までのやり方に疑問が起きたとき、より良い方法を人は探します。
でも、なかなか見つからない、どう調子を戻せば良いか分からないことはよくあります。
人間だもの、誰にでも調子の波はあります。
でも、その時に「望ましい状態」へ帰る方法をある程度明確に知っているか、
または曖昧にしか分からないかで、苦労の度合いは変わってきます。
練習は楽譜を読み込んだり、楽譜通りに指を動かしたり、音を間違えないようにしたり、
なかなかに忙しいものですが、
日頃から「自分は今どうやっているか」をウォッチングしてみることをおすすめします。
調子の良い時ほど、落ち着いて客観的に全身の動きに気づけますから。
(先日、久々に上野の演奏会に行ってきました。音楽活動が徐々に再開されて嬉しいですね♪)
上野駅前はずいぶん綺麗に
東京文化会館
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嶋村順子
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