太陽光発電事業における考え方についてです
あくまでも僕の見解ですが
今回のテーマは、タイトルにあるとおり「イニシャルコスト vs. 総発電量」です。
結論から書くと、
イニシャルコスト<総発電量(総売電金額) であるのであれば、初期のコストには
ある程度目をつぶれ ということです。
例えば、モジュールを設置しても一部影になり、発電効率が80%になるところが
あったとします。それを5KW分とします。
5KWですので、イニシャルコストは、30万円/KW×5KW=150万円といったところ
でしょうか。
その売電金額は、年間で、5KW×1,050KWh×42円×80%=176,400円となります。
よって、回収期間は、1,500,000円/176,400円≒8.5年 となります。
20年間の総売電金額は、176,400円×20年間=3,528,000円であり、
イニシャルコスト(1,500,000円)<総売電金額(3,528,000円) となります。200万円以上
プラスであれば、たいていのリスクはカバーできます。修繕維持費を考慮したとしても
十分収益を上げることができると考えられます。
どれだけ発電効率が落ちても受け入れることができるかは、人それぞれですが、
「影になる」部分に設置することも決して間違えではないのです。
※影になる部分の系統を工夫し、影の影響を少しでも小さくする必要はあると思います。
アパート・マンションの賃貸経営ではなかなか計算どおりにいかないことが多いですが、
太陽光発電事業の場合、ある程度収支を計算することができます。
みなさんもシミュレーション、収支計算をしてみてればどうでしょうか。