津軽弁と映画#1 「ジャッジ!」 | せすご テイの"もったりまげだり"

せすご テイの"もったりまげだり"

ド素人ながらLINEスタンプを作成、令和元年はsuzuriにてTシャツなどのデザインを始めました。スマホとノートパソコンしかないけど、思いついた事を形にしていきたいと思います\(^o^)/

 

こんにちは。

今回は、津軽弁が関わっている映画について語る

津軽弁と映画 シリーズの第1回として、

「ジャッジ!」という映画について書こうと思います。

 

「ジャッジ!」は2014年公開の邦画で、

主演が妻夫木聡さんです。

 

軽く説明すると、妻夫木さん演じる太田が、

広告業界、CM制作の現場で働いているんですが、

仕事があまりできない、しかし

国際広告祭という大きな舞台に出ることになって、

どうのりきっていくかというところ、

あとは 北川景子さん演じる同僚、大田ひかり

彼女は非常に仕事ができる方なんですが、

二人の関係もみどころです。

 

ではなぜ津軽弁が関係するかというと、

なんと!妻夫木さん演じる太田は青森県出身で、素になると

津軽弁をしゃべるという設定なんです!

 

津軽弁うまかったですよ、

「しかへでけー」とか「さんじゃらっと」とか言ってました(笑)

個人的に、妻夫木さんはけっこう好きなので、津軽弁練習してくれたんだな

と思うと 嬉しいです。

 

さらになんと!

もうひとり青森県出身として出ています。

鈴木京香さんです!

京香さんは別の会社でトヨタのCMなどをてがける

トップクリエイター、木沢はるかを演じています

バリバリのキャリアウーマンなんだけど、

さて どんなところで 津軽弁が出るか、これは実際に見ていただきたいです。

 

 

それとこちらは本物の青森県民です、

太田の地元の同級生、

ネイティブ津軽弁を話しています。

「えっ 津軽弁 普通にしゃべってる。誰?!」

と思って調べたら、新井浩文さんでした。

この時以降、ドラマや映画にたくさんみかけるようになりましたが・・・

 

さて。

 

津軽の人かどうかって、ちょっと聞けばわかる。

そんな時ないですか?

私はけっこうあって、

 

2014年、「キングオブコント」でシソンヌのネタを初めて見た時、

「パチンコに負げだ―」というセリフがありました。

イントネーション全部が津軽弁というわけではなかったんだけど、

「パチンコ」の「チ」の発音が、「これは津軽の人じゃない!?

と思ってすぐにググったら、弘前出身のじろうさんでした。

あの、「チ」と「ツ」の間みたいな発音は、

標準語の発音記号では表せないですね~

 

それまで芸人さんで青森の人って知らなくて、

というかその前にシソンヌ自体 知らなくて、

いきなり優勝したので

「じろう すごいー」って思いました。

いまでは、青森県出身の芸人さんというと

ラバーガールの大水洋介さんゾフィーのサイトウナオキさん、

キューティーブロンズのこさぶろうさん、

あどばるーんの新山大さんは岩手出身ですが、中学が八戸で、

相方の小野ますのぶさんと同級生、

ばーんの高坂友衣さん・高田千尋さん。

あとモノマネのりんごちゃんなど、青森県出身の芸人さんが増えてきましたね!

弘前の方が多い気がします、

じろうさん、サイトウさん、こさぶろうさん。

なぜなんでしょう?やはり文化的なところで、歴史が長いからでしょうか。

 

なんか2010年に新幹線が新青森まで開通してから、

テレビで青森の人を多くみかけるようになったり、

番組で青森をとりあげられることが

すごく増えた気がします。

 

あといくつか、映画のことでいいたいことがありまして、

 

監督の永井聡さんは現役のCMディレクターで、

長編映画は「ジャッジ!」がデビュー作で、

脚本の澤本さんに依頼を受けたそうです。

監督は東京の方で、澤本さんは長崎出身です。

 

で、なぜ主人公 太田を青森出身にしたのかな、と考えました。

太田はCMの仕事が大好きで、つまづきながらも

自分に素直に続けていく、

田舎者で仕事のセンスがいまいちだけど、がんばりが報われる、というのを

強調しているのかな、と思います。

 

監督が掲げた本作のテーマは「好きだったことをもう一度再認識しよう」です。

そしてインタビューでは「回り道をしていきつくところがゴールで良い」

と言っています。

 

トップクリエイター木沢はるかの場合は、

津軽弁のシーンは実際に見ていただきたいということで、

あまり書きたくないのですが、

ちょっと自分をからめて言うと、普段 標準語をしゃべってますけど、

心が疲れて、弱ってるときって、標準語をしゃべる気力もなくなってしまいます。

素になって、津軽弁をしゃべりたいけど、相手がいない、

もう独り言で「疲れでまったな・・・」というしかない。

地元でも言ったことがないけど、「しげねぇな・・・」とか。

そんなつらいときがあります。

埼玉に出てきて10年以上たって、地元の友達とは縁遠くなってしまい、

私事ですが母親とは仲が良くないので、電話することも滅多にない、

そんな時に同郷の人と会えたらすごく心を開放できると思います。

 

永井監督の他の作品を調べると、「帝一の國」がありました。

生徒会長の座を奪い合う、クセのある高校生たち。

 

困難が降りかかる中、自分が良いと思う道を一生懸命進むことは、

素晴らしいんだよ、周りにもいい影響を与えるんだよ、

というメッセージを感じました。

「ジャッジ!」と通じるところかな、と思います。

 

最後に、「ジャッジ!」で

国際広告祭の審査員としてブラジルから来たカルロス、

荒川良々さんです(笑)日系なんでしょうね。

超 いい味出してます。良々さん、見てるだけで楽しいです。

 

映画「ピンポン」についての原稿も作っているのですが、

それにも良々さんのこと、書いてます。

 

今回、Wikipediaの情報をたくさん参考にさせていただきました。

 

へばまたー

 

こちらで音声をお聞きいただけます。