「人生が再生する
鳳凰メソッド」
予約販売中です
今日から２月１４日の
出版日までの間
私が、龍や鳳凰と出会うまでのことや
スピリチュアルリーダーを
名乗ることになるまでの半生を
ご紹介していきたいと思います
もちろん、今回の本でも
触れている内容でもありますが
本には掲載していない
細かい描写などを読んでいただき
私という人間をお伝えする事ができれば
嬉しいです
前回までのお話はこちら
『鳳凰に出会うまで』③
〜古事記との出会い〜
誕生日やクリスマスには、
本を買ってもらい
学校の図書室でも本を借り
それとは別に移動図書館で借りても
私の読む本は、全然足りませんでした。
すぐに読み切ってしまって
読むものがなくなると、
喘息のことを思い出し、
とても苦痛でした。
特に喘息の発作が出ている時は
息を吸うことしか考えられず
横になってしまうと
息が苦しくて耐えられないので
座ったまま眠りました
夜中に座ったまま目覚め
自分の細くなった気管支が
ヒューヒューと音を立てるのを
聞いていると
「もう神さまのところに帰りたい」
と思えてきて
もう40歳まで生きなくていいから
早く帰らせてくださいと
真剣に祈った夜もありました
「次の一息を出来るだけ吸いたい」
しか考えられずに
同じ場所に
ずっと座っているだけの時間を
何百時間過ごしたでしょうか
次の一息を、思いっきり吸えたら
どんなに良いかと考えながら
長時間過ごすことが、本当に辛くて
どれだけ息苦しくても
本を手放したくなかった事を
覚えています。
読む本がなくなると、
一度読んだ本を繰り返し読みましたが
もう空で覚えてしまうほど
読んだ本も出てきて、
私は家の本棚にあった
大人の本にまで
手を伸ばすようになりました。
お父さんの読んでいた藤沢周平も、
お母さんの読んでいた宮尾登美子も、
小学校の中学年で全て読んでしまうと
本棚の隅にあった一冊の本以外
読むものがなくなりました。
その最後の一冊の本は
「古事記」でした。
ページを開くと、
見慣れない言葉が並んでいました。
あめつちのはじめのとき、
たかまのはらになりませるかみのみなは、
あめのみなかぬしのかみ。
つぎにたかみむすびのかみ。
つぎにかみむすびのかみ。
このみはしらのかみは
みなひとりかみなりまして
みみをかくしたまいき。
意味は全く分かりませんでしたが、
言葉の音の響きに、
体に電気が流れたかのような感覚になり
なんだこれは！
と思いました。
難しい言葉ではありましたが、
神様のことが書いてある。
そして、神様という存在を、
確かに私は知っているぞ！という
根拠のない確信がありました。
けれど、そんなに心を
動かされた古事記についても
私が誰かに話すことは
ありませんでした。
自分の感覚が人と違うから、
きっと話しても共感してもらえないだろう
という不安が大きくて、
言うのが怖かったのです。
続く
大天使カシエルはこちら
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