昨日、NHKで「世界自動車危機」というスペシャル番組をやっていた。
「みんなが激しい苦痛を味わうことになる」 と
ある経営者が言う。
人間の考え出した数字のマジックに踊り、
数字のからくりでまた数字を作り出す社会の終焉を告げる番組であった。
返済の出来るはずのない自動車ローンを簡単な方法で
組ませ、借金で高級車を売り、売上を上げる。
その「からくり」が崩れると返済に行き詰るのは当たり前だ。
オートローンを証券化。
リスクを分散し、投資家に買わす。
サブプライム問題(住宅ローン)のそれと全く同じ、
「自動車版サブプライムローン」だ。
商品構成の中身、実態を細分化し、
しかも複雑で分からなくしているから、
もうどうにもならない。
あの大恐慌の時のようなシンプルさはない。
ある人に言わせると、
「神を冒涜した無茶苦茶なやり方が
神の怒りを世界にもたらせている。」という。
原点に返る「悔い改め」の時期が来ている。