ようやく事務室に移動することに同意した女性。
彼女を連れて店の奥へと進んでいきます。
事務室には女性、ワタクシ、そして川下さんの3人がまず入ります。
ですがここでもう一人必要な事を思い出します。
ワタクシも川下さんも男性。
男性が二人で女性一人を密室に入れるなんて、後からセクハラで訴えられる可能性が出てきます。
なので必ず女性従業員にも同席してもらわなければなりません。
そこでパートの桃山さんを呼び、立ち会ってもらいます。
最初は「嫌や嫌や、そんなん怖いし絶対嫌や!」と言っていた桃山さん。
全て終わってから気づいた事ですが、“取り調べ”の最後の方はかなり前のめりで見ておられました。
最初に言ってたあの怖さはどこに行ったんでしょうね?
あと、こういう時に絶対に必要な店長がこの場に居ません。
ていうか、店の外で女性に声を掛けた時には横にいたはずです。
いつの間に消えとんねん?
店長を呼び出して事務所まで来てもらいますが、
「うわ・・・オレそんなん一番苦手やわ」
「深瀬やっといてー」
こんなセリフを残して売場に去って行ってしまいました。
「おいおいマジか、このオッサン?」
この時だけはこの人の管理者としての能力を本気で疑いました。
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