このブログの内容は、私の生涯の課題でもあります。

 

小中学生のころには、掃除はめんどくせいなあとは思いましたが、何故掃除をしなければならないかまでは考えませんでしたねえ。(ただし、私は人一倍熱心にやった方ですよ)。

 

 

坊さんは二言目には言いますね。「まず掃除!」って。(うっせえなあ。WW)

 

 

蒼い月さんにも(コメントで)紹介したことがあるのですが、私の甥っ子で飛騨高山で木工職人をやっているのがいるのです。昔家が近かったものですから、幼いころから勉強(とくに理科)は私が施しました。

 

 

おかげで(?)理系の大学に進学できたのはよかったのですが、私の大反対を押し切って中退して木工職人になる道を選んだのです。

 

 

そりゃまあ、自分の人生ですから傍からどうこう言われる筋合いのものではないでしょうけれど、私にしてみれば少し残念な結果でした。

 

 

それが職人の親方になり、たまに地方局のテレビ出演なんかもするようになって、二三年前にその録画を見たんですよ。

 

 

弟子を指導する場面で、「まずは掃除! 環境を整えなくては良い家具が作れるわけないんだからな」と言っているのを見て、「なまいきに!」っと笑いがこみ上げて来ました。私にはいつまでもガキッチョっていう感じだったんですね。

 

 

でも、よくよく考えてみますと、これは私の間違いです。「ガキッチョ」は私の過去の記憶の中にしか存在しないものですし、「まず掃除!」っていうのも、概して無精者の私にはハッとさせられる言葉でした。(なぜか坊さんに言われると反発したくなるんですが。WW)

 

 

しかし、この掃除の精神もですね、あいつがガキの時分に、私が試験管やビーカーの洗い方を徹底して教えてやったタマモノでもあると思うんですよ。「不純物が少しでも混じっていたら実験は大失敗するんだからな!」という具合にですね。

 

 

 

・・・・こうして年寄りになると、何が何でも、こじつけてでも、自分の功績を誇りたくなるものなんですね。これは多分、自分の能力が年とともに衰えていく寂しさの裏返しなんだと思います。

 

 

分かったなら、まず掃除! 整理整頓!

私にもやることはたくさんあります。

 

 

本日の所感でした。