先日のセミナーで印象に残った事を思い出す範囲で書いてみたい。
最初の挨拶、パオッコ理事長 太田差惠子さん
「誰かの経験は、誰かの役にたつ。」
私のブログも、ちょっとだけ、誰かの役に立っているかなぁ?
基調講演
「遠距離介護のこれから
ー大介護社会の家族と介護ー」
樋口恵子 氏 (評論家 他)
Ⅰ.日本の家族の変化
現在は、(未婚の若いシングルも含めて) 一人ぐらし世帯 31、2%
Ⅱ.高齢者を取り巻く家族の変化
日本ー「前例のない高齢社会」
長寿 男性 世界4位 79.59 女性 世界1位 86.44
高齢化率 23.3%(65歳以上)
子供が少ないから、高齢化率が早い。
子供が生まれやすく、育てやすい環境が必要。
高齢者を取り巻く家族(世帯)の変化
65歳以上を含む世帯
国が介護保険を考え始めた頃(1980年)は、
三世代同居世帯が、全体の50%
それが、2009年
三世代同居世帯は 17.5%
高齢者と独身の子(男性介護者が多い) 18.5%
高齢者一人世帯 23.0%
老夫婦のみ 29.8%
つまり、老人だけの世帯が、52.8%
介護保険
家族が介護すると言う事が基本。
家族の介護負担を軽減するために、一部援助しますよと作られた保険。
ニーズ全部を援助する訳ではない。
出生率の低下で、支える若い年代と支えられる高齢者との数がアンバランスになっていく。
介護しながら、仕事を継続するのは、とても大変。
会社でも、介護していると分かると昇進も難しいケースが多い。
派遣社員など、介護をしていると雇用契約更新時、更新を断られる場合も少なくない。
しかし、早期介護退職者を増やすことは、社会全体からみたらデメリット。
働き盛りの人材をこれまで費やした(会社が)ものが、全部泡となってしまう。
介護の為に退職した場合の生活費は、親が存命の間は親の年金で暮らしていける。
親が他界後、介護していた若い人が年金を貰うまでの年月は何も収入が無くなる。
また、早期退職で、年金が貰える年になったとしても、年金額が極わずかしか貰えない場合が多い。
つまり、介護の為に早期退職した場合、生活が困窮することが明白である。
~~~しながら介護 をお勧め。
~~~ばっかり(介護、ばっかり) はお勧めできない。
平均寿命が90歳として、定年が60歳。
介護終了が60歳と仮定して、
その後の人生30年間ある。
生きていて、何もしない30年にはならないように。
介護しながらも、何かは継続、仕事は可能な限り継続していくことが大切。
人を孤立させないのが、介護の一つ
人が気遣ってくれるという気持ちが大切。
人と繋がっていることが大切。
週一回でも、離れている親に電話をして欲しい。
離れて居るからこそ、電話で優しい声を出せる。
Ⅲ.いやでも増える遠距離介護
理由 1 雇用型就労が増え、今や就労人口の80%が雇用者(サラリーマン)
雇用者の特性 ・地球全体が職場
・若い世代は大都市集中
・地方の過疎化・高齢化
理由 2 大台少子化世代が介護者に(こちらのほうが新たな課題)
「ほかに誰もいなくなった」
介護保険スタート時、介護家族が同居していた。
介護家族のサポートの為の介護保険。
今や、少子化で、一組夫婦に4人の親がいる。
同時に、複数の親が介護が必要になる事が多い。
つまり、同時多発介護時代!!!
昔のように、親は長男の嫁が看る時代ではなくなった。
それぞれが、一人で自分の両親を看るという事になる。
現実問題として、遠距離介護が増えてくる。
呼び寄せ介護(子供の住居に高齢者が同居)
実家に子が同居介護
実際のは、多くの壁があり現実化が難しい場合が少なくない。
理由 3 介護保険の導入等によって地元で一定のケアがうけられるようになった。
できるだけ長く住みなれた場所で
理由 4 最後のとりで:特別養護老人ホームや高齢者向き住宅も
地方のほうがはるかに安く入居可能
Ⅳ 遠距離介護は「おひとりさま」介護モデル
1.血縁以外(ケアマネとか)の人との情報の共有
2.遠隔地域との情報の共有化
3.おひとりさま、老老お2人さま介護に必要なこと
優先順位と連携ネットワーク
4.介護休業制度はじめ「仕事と介護の両立支援」策に遠距離介護の実態をどう反映するか
ーこれからの課題
5.遠距離介護は見守り介護の基本
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