レーザー光線銃用の38KHzパルス受光回路の制作とテスト | えるなのブログ

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240322
逆バイアスは、006P9Vと高いが、

直射日光下では微分型で1KΩちょいの低さが必要になってたので、1KΩとした。
それに直列に47mHを接続。<コイルはかなりノイズを拾いやすかったので、シールドが条件に。

10KΩVRは省いた。



CX20106Aモジュールは、IC規定の部品がくっついて鉄のシールドケースに入っているだけである。
これで、タイマーな555を動かし、LEDとブザーを鳴らす。
フィルターを付けない小型のPinフォトダイオードを付けて、リモコンを動作させると、向きなど関係なく反応するほどの感度であった。


で、650nmのBPFを付けた大面積のPinフォトダイオードを設置。
こんな感じ。

 

これで、中心が650nm程度のLEDの38KHzの発振回路だと、
これも、光が当たっているとは思えない明るさの部分でも反応をする。
この回路は一応、6V駆動(9VでもOK)だから、レーザーは、単純に今のユニットを接続できる。

レーザーだと、数キロでも、投射した光がスコープで観測できるので、つまり数Kmは飛ぶことになる。
こうなると、迷光や反射光からの問題の方が気がかりかも知れない。

超低反射な塗料も購入してはいる。

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追加の負荷試験として、センサーであるフォトダイオードに直射日光を当てると誤作動が多いのが分かった。
回路はほぼシールドしてないので、ノイズの多い部屋でも誤作動を起こす。
まあ、それ故、モトは鉄の箱に入れてあったモノなのだから。

誤作動が増すそのメカニズムは、おそらく日光によってフォトDiのインピーダンスが下がることである。
それによって、コイルなどへの電磁誘導の影響が表面化しやすいのだと思う。

ここで、コイルのインピーダンス。
f=38KHzで、L=47mHだと、
Z=2πfL=11.22KΩ程度となる。
信号の漏れ止めとしては十分に作用していると思う。
ただ、使っているのは、太いアキシャルリードのマイクロインダクターなので、
シールドもないし、ノイズは誘導しやすいようには思う。

タンク型(ラジアル)タイプのフェライトでシールドされたモノでは変わるかも知れない。が、すぐには手に入らない。
それで結果が改善されないなら、回路ごとシールドボックス(ケース)に入れる必要性がある。38KHzだとやはり、アルミよりは鉄が良い。
あと、9Vなので、1KΩはちょっとフォトダイオードにとって低すぎ負担になるかも知れない、1.5KΩ程度が良いかも。ただインダクタの巻き線抵抗300Ω程度有る。

使っている何処かの回路から採取するかな?
100mH(104)程度のが欲しい。ただ秋月にある太陽誘電の100mHを見ると、自己共振周波数が0.085MHzという際どい値…、、

ということで、まずは妥協してアルミケースからチェックかな?
Lの値を大きくするなら500mHや1000mHだが、あまり多くはないし、シールドされてて自己共振が問題ないモノが得られるか?である。

大きめの鉄ケースと、窓は鉄の網があれば、これ以上は無いけど、単価が高くなって現実的では無い。
バランスの良い落とし所を探してる感じ。

感度的には十分すぎるが、あとは、一応、60MHzの回路も進めていこうとは思っている。

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簡易的に、
回路をポリ袋で包んで、「アルミケース」に入れ、蓋と筐体の隙間からセンサーに太陽光の直射を入れて、誤作動が無くなることを確認。
隙間をかなり狭めないといけないことは有りましたが、、
その直射の状態で、赤外LEDのリモコンに反応することも確認しました。


シールドが面倒だけど、OKという目星は付いた感じ。

 

 

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光線銃ネタまとめ記事。