「馬と舞う」

それは希代の馬術家、井上喜久子さんの評伝のタイトルです。

同音異義語で井崎修五郎さんの競馬本「馬が舞う」もありますが、私はこちらを採ります。

井上さんは、ドレサージュという種目の選手で、競技の様はまさに「馬と舞う」以外の何物でもありません。

単なるレトリックでは無いのです。


後年、雑誌「馬術情報」で報道された井上選手の引退試合は壮絶なものだったと記憶していますが、本人がさばさばしていたのが、印象的でした。


いずれにしても、
奇跡とも言える華麗な回文だと思いました。