────ヒョンのことは僕が守るからね。ずっとずっと守るからね……。
一度だって忘れたことのない幼心に誓った自分との約束。
……あの日、狂おしい程の嫉妬にかられ、ヒョンがトラウマになってしまうほどの恐怖を与えた事実。
……誰にも言えない。ヒョンにさえ…謝る事もできなくて……。
バサバサの睫毛にふちどられた瞳に桜色の頬でニッコリと微笑めば、周りの誰もが赤面するほど可愛かったヒョン。
人見知りで普通に喋れる友達は僕だけで……それを羨んだ近所の子ども達は何かとヒョンにちょっかいをかけた。
「……ヒョン?どうしたの?…膝から血が出てる。」
家の前でしゃがんですすり泣く細い肩。
「……また追いかけられた。嫌だ、って言ったら……突き飛ばされた。」
「……もう…やだっ。僕…何にもしてないのに。……ねぇ、ミノ?…僕のどこが悪いのかな…?」
………ヒョンが可愛いのが悪いんだよ。みんな、…ヒョンと仲良くしたいだけなんだ。……そう、言ってあげれたら、ヒョンも少しは楽になったのかもしれない。
ただ、僕は子どもで…おもちゃを独り占めするかのように、ヒョンを独占したかったんだ。
───成長するにつれ、薫るように綺麗になっていくヒョン。
内向的なのはそのままで、…人と距離をとりながらも優しい眼差しを誰にでも向けるヒョンに。
僕の子どものような独占欲は執着に変わっていった。
……分かってる。いつかはヒョンにも好きな女の子が出来るだろうし、…もしかしたら付き合うかもしれない。
ただ僕が納得した人じゃないと許せない、って、ヒョンに近づく女の子をとことん排除するように邪魔をした。
「……ミノ?一緒に帰ろ?…この間のゲームさ、負けっぱなしじゃ納得できないよ。あのさ、…うちに来ない?」
……そういうこと、気づいてるのか…気づいてないのか、…全く変わらず優しい眼差しのヒョンを。
……愛おしくて。
……ただ、愛おしくて。
いつまでも僕のヒョンでいてくれると思っていた。
僕はどこまでもヒョンを追いかけられるって信じていた。
………メールや電話でたびたびその名前が出てくるようになるまでは…。
「……ユノがね、あ…、バイトの先輩なんだけど、…可笑しいんだ。」
「……ん?…いや、元気だよ?…ただ…ちょっとユノとけんかしちゃって…。」
「今日はユノに誉められたんだ。……僕でも、なんか色々出来るかもって…少しだけ自信がついたよ。」
どうして今、ヒョンの隣にいるのが僕じゃなくて、そのユノって奴なんだ…って、悔しくて。
ヒョンの見た目だけで寄ってくるような奴は男でも女でも許さない、ってただそれだけを胸に電車に乗り込んだんだ。
******************
あれっ???
話が重くなってきた?(+。+)アチャー
いつもね。書きたいセリフや場面が浮かんで、そこまでの道のりを何とか話にするのですが今回(ミノ編?)はそこまでの道のりが長い長い…(-.-)
たどり着くのか?←心配
ホとミンの絡みが少なすぎて、萌えがぁ~~~
ライブビューイング♡今日参戦♡
ティーザーとか、アルバムとか、DVDとか、情報が盛りだくさんで♪
韓国語でのライブをしっかり観るのは初めてなので……無事観終わったら、DVD購入について考えます^^;