ヨガとはまたジャンルが違うのですが、植本一子さんの書く文章が好きで、自費出版の本も含め、植本一子さんの本を全部読んでるぐらいちょっとしたファンなのですが、「愛は時間がかかる」も最近読みました。


ご自身のトラウマ治療について書かれていて、心境の変化や心模様の描写が細かくて、つい引き込まれてしまいます。思ったままのリアルな感情が言葉によって書き留められているので、共感する部分も多いし、自分の思いや体験も客観的に捉えることもできます。


また、トラウマ治療について書かれた本は珍しいそうです。


ご自身でも、もっとつらい体験の人がいるのではないか、わたしが治療するほどのことなのだろうかというようなことを書かれていましたが、帯にもあるように、「誰かのつらさに大きいも小さいもない」という言葉が響きます。

カウンセリングやトラウマ治療に興味がある方にもよさそうです。