例えばライオンに狙われたとして、ハッ!と逃げようとするとき、心拍数が上がって筋肉を緊張させて、血圧を上げて、排泄してる場合じゃないのでその働きを抑えて、逃げるモードになるのに0.2秒ぐらいで切り替わるそうですよ〜というお話をたまにしていたのですが、これは副交感神経から交感神経が優位な状態に切り替わった状態です。


命に関わるので、さすが!早いですね、身体ってすごいなあ〜と思ってしまいます。


一日のうちでライオンに襲われるようなドキッとする瞬間はそんなに長時間ではないし、ライオンだって狩りに出る時間以外はのんびりしています。


逆に現代人は、人混みで電車に揺られ、上司にイヤミを言われ、ぶつかったら舌打ちされ、SNSで今までの歴史上ないぐらいたくさんの人と交流し、キラキラ充実した写真を見せつけられ、夜も明るい、など毎日長時間ストレスに晒されます。


少しのストレスだったら、乗り越えてやろう、高めよう、やる気へのモチベーションに使えますが、毎日長時間だと身体への不調につながります。


ストレスは視床下部に届くのですが、ホルモンなどを分泌する命令を出す中枢であるほか、自律神経を調整するところでもあるので、ストレスが多いと自律神経が乱れて冷えやこり、緊張、不眠、胃腸の不調などが現れはじめます。


でもやっぱり朝同じように出勤しないといけないし、電車に乗らなきゃいけないし…嫌な人はいるし…となかなか減らせないと思います。

そこで、ストレスになりにくい捉え方というのがあるそうで、「主観を極力はずして起こったできごとをとらえる」やり方です。

例えば、

ボールが人の家の庭に転がって行って、取りに行ったらその家の人がすご〜く嫌な感じで「気をつけなさいよ」と言った

の主観をはずすと、

ボールが人の家に転がって行って、取りに行ったらその家の人が眉をしかめてため息をついた後、「気をつけなさいよ」と言った

みたいに客観的な事実だけを描写するのだそうです。

またはヨガや瞑想のようにリラックスする時間を意識的に設けるのもいいですね!(ヨガのブログなので)