古い雑誌を眺めていたら、ある言葉に目がとまりました。
「わたしたちは遠くばかり見ていて、足下を見ていない。足下に面白いものがたくさんあるのに」
「遠くのものを効率的に手繰り寄せることができるけど、一歩歩く時間のなかで、歩いた感覚をちゃんと味わうことが大事なんじゃないかな」
(リンカラン 2004年11月号より)
時間や情報に追われると、つい忘れてしまいそうです。豊かなひとときを味わう間も無くそしてまたあっという間に時が過ぎてしまいます。
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冬から春へ身体も変化し、特に春は身体も気持ちも揺らぎ、不安定になりやすい時期です。
そんなとき特に、人の言葉が気になったり、他人と自分を比べて落ち込んだり、誰かみたいになりたくていつもの自分が分からなくなってしまったり、無理に力が入ってしまったり。
もし、揺らいでいるな、と思ったら、目線を他の誰かから、自分に戻して、自分が感じていること、心が動くことを観察してみると良いかも。
ゆっくりと一杯のお茶を味わったり、目の前にある景色やお花を楽しんだり(無理なく意識的に身体を動かせるヨガもおすすめです^^ )。
揺らぎながらも、身体や心は季節とともに移り変わっていきます。揺らぎも楽しんでいくように、自分自身に寄り添いながら自然にまかせて気楽にいけたらいいですね。