ベトナムの僧侶のティク・ナット・ハン師の書いた本の中に、「私たちはよく、『ただそこに座ってないで何かをしなさい』と言いますが、その言い方を逆にしましょう。『何かしたりしないで、そこに座りなさい』。」という言葉があります。
わたしたちは、何かしなければ、役に立たなければ、得なければ、経験しなければ、と孤独感や恐怖心を隠すために心を外に求めてしまいがちなのだそうです。
「あなたの時間は、何よりもあなたが存在するための時間です。あなたが生き生きとして安らぎに満ち、やさしくあるための時間です。」という言葉を読んだだけで、何だかほっと肩の力が抜けるような気がしてきてしまいます。
