なにかつらくなる気分のときって、人と比べるとき、人と比べて、自分はこんなところが足りない、劣っている、と考えてしまうときだと思います。
足りないところや、劣っているところ、と思って見てしまうと、どんどんループにはまってしまい、気分も落ち込んだり、引っ張られたりしてしまいます。
何か理想や目指すものがあって、そこに向かってがんばって足りないところを補強していこう、というよりも、ヨガは競争するものじゃないから、今できるところからまずはやっていこう、というスタンスです。
そもそも、人には足りないところはない、どんな部分もあって、それがあなたです、という考え方です。
人と比べたり、足りない、と思うと、どんどん外から補うために物を買ったり、どんどん足したりして、物や心に支配されてしまいます。
今できるところからやっていこう、と思うと、人と比べることもなく、客観的に自分を知り、体、心、感覚を鍛えることができます。
何を持っているかなどで、人や自分を判断することもなくなります。
本来の自分が満たされているとき、どっしりと澄んだ心で物を見定め、きっと足りない、とかつらい、などから少し自由になれると思います。
