なんだか、ゆっくりするのに、罪悪感を持ってしまうくらい、わたしたちは、常に有意義に時間を使い、ひとや仕事のために無理をして優先させたり、風邪をひいてゆっくりしたいのに、休むことができないから、薬で抑えて、なんとかしてやり過ごしたり、無理しているのも忘れるぐらいに無理をしています。
がんばりやさんの人は、ヨガでも無理をしてがんばろうとしてしまいます。
今日、おさるのジョージで、きいろい帽子のおじさんが、教授に休暇の時間を楽しんでもらおうといろいろ準備するのだけれど、そのリラックスの準備と気遣いで疲れてしまう、というお話をやっていて、なんかほんとそうそう〜と笑ってしまいました。
リラックスするのも、がんばってしまうと、がんばってリラックスしよう!となってしまいます。
わたしも、がんばってリラックスしようとしてしまう派なのだけど(がんばりやさんではなくリクツで考えるタイプ 笑)、ポーズをしているときに丁寧に身体を見ていくと、伸びぐあい、力のかかりぐあいが均衡が取れているところ(ポイント)があります。
そこは、ちょうどいいという感覚で、どこかに負荷がかかりすぎているわけでもなく、どこかがすごくつらいわけでもなく、全部がちょうどよく引っ張られて支えあって、どこも無理をしていない状態なので、呼吸も楽です。そのちょうどいいポイントは、手足の長さや骨格も違うから人によっても違うし、その日の伸びぐあいによっても、体調でも変わってきます。
最初はポーズがつらかったりもするのだけれど、慣れたり、何回かやっていくうちに、馴染んでいく感覚があると思います。
自分の中で均衡がとれてちょうどいいところでくつろいでいく、またはゆっくり探りながらやってみると、焦っている気持ちや、もっともっと!という気持ちが、すーっとおさまって、いつの間にか、リラックスできていたりします。
すると、身体もすごく軽くなるし、心もあたたかくしっとりと満たされたような感じになって、リセットされたような気分になります。それはいつも自分を覆っていた分厚い「無理」の皮がはがれて、いつも無視してきた感覚に目を向けてあげることができる時間だからなのかなぁ、と思います。
