以前、初めて天然石を見たときに、お店の人に「なんか、石って念がこもっていて怖いイメージがありましたが、実際にはとてもきれいなんですね」と言ったら、「石とか自然のものって、本来はネガティブなものを発することはないんですよ〜、ネガティブな感情や念を発するのって、人間だけなんですよ〜」と教えてもらって、なるほどそうなんだ〜と思った記憶があります。
木や植物や、水、空や海は、いつも本来はきれいで、たくさんの命を育んでいるのに、人間の発したネガティブなエネルギーや、資本主義で生まれた欲、過剰な食欲での搾取や汚染を一生懸命浄化しようとして、浄化しきれずに、どんどん壊されていることに自分がその一員になっていることにも胸が痛みます。
でも、日常生活で人のなかで暮らしてたら、大きなことでも、ささいなことでも、なんか嫌だなぁって思うことって必ずあるから、あ、嫌だなぁって思いそうになったら、流してみる。道でたまたま会った知らない嫌な人やたまたま見かけた嫌な出来事って、自分の人生には全く重要じゃないから、それにとらわれるなんて時間の無駄ですよね。でも、なかなかできずに言い返しちゃったりするんですけど(笑)
ひとつの思いや感情、想念にとらわれない、というのは、瞑想をするときにとてもいい練習になるなぁ、と思います。瞑想のときは、集中しよう!しよう!と思うほど、何か浮かんでくるから、それにとらわれると、思考のループに知らず知らずにはまってしまい、延々とそのことについて考えることになるから、とらわれずに、流れる雲を見るように、流す練習をしましょうね、とお坊さんに教わったことがあります。
確かに続けてみると、物事や出来事に対して、少し軽くなるかなぁ、という感じはあるから、もう少し実験してみる価値あり!という感じがします。
もし、職場や身近なところで嫌な出来事を抱えていたら、自分で変わったり、環境を変える努力が必要になってきて、しんどいし時間もかかるかもしれないけど、考えや情念のループにはまってしまう時間を少しでも減らすことが、のちのちのベストな選択や幸せにつながっていくのかな、という気がします。
心に穏やかさや平和な時間を増やすことが、きっと自然に近い状態なんですよね!わたしは皆さんとヨガをした後、このような気持ちになるので、その時間がとても好きです。
