生理中のヨガ、どうしよう?と思われる方も多いと思います。

人によっては、どんなアーサナをしても大丈夫!という人もいるし、横になっていないと辛い、という人もいます。

生理中はヨガの練習はしないで、時間が許せばゆっくり横になるのもいいし、もし、少しすっきりしたいようであれば、身体の様子をみながら、いくつか身体に負担をかけないアーサナをしても大丈夫だし、動きたくないようであれば、呼吸法だけでもいいかもしれません。

ヨガのアーサナや、簡単な呼吸法は、感情を安定させ、身体に活力をもたらし、ホルモンのバランスを整えるので、気分が不安定になったり、落ち込んだり、イライラしやすくなったりするときにも、少し助けになります。

忙しくしていて、なかなか身体まで意識が向かない人も、生理中は、身体に意識を向けたり、あぁ、ちょっとがんばりすぎたなぁ、ちょっと休もうかな、ゆっくりしようかな、といたわるチャンスになりますね…!

クラスにも参加されても大丈夫ですが、心配なようであれば、ご相談くださってもいいし、体調に合わせてクラスの内容を調整します。貧血がある場合は、前屈などのポーズの際には、頭を胸から下に下げないように、すねに手を当てて腰を後ろに引くようにすると、腰や太ももの裏が伸びて気持ちがいいし、気分が悪くなるのを防ぎます。そして、いつでも、無理をせずに、休みたいと思ったら、チャイルドポーズなどの姿勢で休んだり、座って水分をとったり、遠慮せず横になって休憩したりしてください。

ヘッドスタンド、ショルダースタンド、鋤のポーズ、Legs Up the Wall Pose (Viparita Karani) 壁に脚をかけるポーズ、などのインヴァージョン(逆さまになる系)のポーズは生理中はやめておいたほうがいいといわれています。


生理中は、リラックスヨガや陰ヨガなどのゆったりしたクラスがおすすめです。


アーユルヴェーダでは、25〜35日ごとの生理は、その間に溜まった老廃物や、毒素を出血で外に出し、身体を浄化すると言われています。そのため、女性は男性よりも、 長生きするという説もあるそうです。うまく身体のリズムと調和しながら、生理中を過ごしたいですね。