わたしたちは毎日、いろんなことをしながら過ごしているけれど、知らないうちに、とかとっさにしたこと、反射などではなく、自分の意志によってしたこと、行動そのものを" Karma"といいます。種を蒔いて、芽がでて、育って収穫するように、自分の持つ意図や、考え、習慣、行動などが種となり、結果として現れる、その種のことを指すようです。
起こったことに対して、どうリアクションをとるのか、どんな選択をするのかは自分で決めることができるので、運命とかとはまた違って、今身の周りで起こっているのは以前の自分のアクションの結果で、先に起こることは、今自分がとっている行動の結果である、というのがKarmaの全体的な考え方です。
ちょっと先とかではなく、随分先のこと、あるいは、もっと前のことが、今のこと、みたいに長い時間を経て、結果になるという考えもあります。死と生の区切りをはさんだサイクルを"Samsara"(the cycle of life)といいます。
Karma には3つのタイプがあって、
◯Tamasik Karma 結果に注意を払わず、自己中心的で、残酷な行動
◯Rajasik Karma 何か見返りを期待して、自分の得になるように行動すること、エゴによる行動
◯Satvik Karma 自分の得を考えず、完全に誰かのための行動
でも、自分が今どんなことを考えて、口に出して、行動に移しているのか気づいたら、気づいて、何かを得ようとか、エゴとか報酬などに対する欲とかに基づいてではなく、純粋に、与える、人が喜ぶことを楽しんで提供することができたら、何か少しずつ、自分を取り巻くものがいい方に変わってきそうですね!
