そうして、食べ物の準備の心持ちに気を使うようになると、目の前の食事が、太陽の光や土によって育ち、様々な人の働きを経て、テーブルに乗っていることに改めて気がつきます。
「手のひらの一切れのパンに、宇宙全体がある」
「どの野菜にも、水のひとしずくにも、パンの一切れにも、地球全体と太陽のいのちが含まれています。一口食べるごとに、人生の意味と尊さが味わえます。植物や動物たちの存在、農夫の働き、毎日食料不足のためにいのちを落としていく大勢の子どもたちに、深く思いを向けることもできます。」
ティク・ナット・ハン 「ブッダの幸せの瞑想」より
だから、決して食べ物を無意識にいただくこと、貪ることはしないように、落ち着いて一呼吸置いてから食事を始められるように、この頃、ヴェーダのテキストを見ながら、Food Prayer (食前の祈り)を唱えています。やっと、見ずに唱えられるようになってきた…けど、途中で分からなくなったら、見て、もう一度唱えています。
brahmarpanam brahma havih brahmagnau brahmana hutam|
brahmaiva tena gantavyam brahmakarmasamadhina|| 4-24 ||
バガヴァッド ギーター 4章24節
aham vaisvanaro bhutva praninam dehamasritah |
pranapanasamayuktah pacamyannam caturvidham|| 15-14 ||
バガヴァッド ギーター 15章14節
「VEDA TEXT Vol.1」より
✳︎意味は省略します
「いただきます」も素敵な言葉ですよね!
でも自分の国の言語だと、つい形式で言ってしまいがち…なので、敢えて!
自分の食べた物のエネルギーが、自分の役割を果たしながら、すべてのいのち、自然や植物に役立ち、いい影響をもたらせるように、行動したいです。
