エネルギーの通り道は、72,000あるうちの、主要なものは10ほどあります。そのうちの3つ、Ida, Pingala, Sushumna は特に主要なものとして数えられます。

Sushumna Nadi は最も重要で、身体の中心の背骨の一番下(Muladhara Chakra)から頭のてっぺんにつながっているといわれます。

その脇を通っているのが、Ida Nadi とPingala Nadi といわれています。これらもMuladhara からはじまり、それぞれのチャクラのところで交差していきます。そして頭のてっぺんを通ったらおでこに降りてきて、鼻の穴とつながります。Ida Nadi は左の鼻の穴、Pingala Nadi は右のほうにつながっています。片方の鼻の穴からの呼吸を交互にして操作する方法は、エネルギーのバランスをとるのに役立ちます。

◯Ida Nadi

Chandra (月)、陰のエネルギー

女性、感情・メンタルの部分、クールダウン、リラクゼーション、副交感神経(心拍数を落ち着かせる、血管を細くする、呼吸をゆっくりにする、マインドや身体、感覚を落ち着かせる)

上から下に流れる動き。アイディアやコンセプトをかたちにする過程。

◯Pingala Nadi

Surya(太陽)、陽のエネルギー

男性、活力、身体にみなぎる力、ヒートアップ、ダイナミックな活動、交感神経(戦う、興奮、競争、心拍数を上げる、呼吸を早くする)

下から上へと流れる動き。

Pingala Nadi , Ida Nadi を通してのエネルギーの流れは、無意識のうちに90分くらいごとに入れ変わっているそうです。同じく呼吸も、優勢な方があって、鼻の穴がしっかり開いて通る方がそのとき優勢なのだそうです。もし今、右の鼻の穴のほうが通りやすかったら、今、元気でヒートアップしてるときで、左の鼻のほうが通りやすかったら、静かな、陰の状態にあるときなのだそうです。今どっちかな?と忘れたころに意識してみるのも面白いですね。