ヨガを始めて以来ずっと、先生のする通りに、クラスのはじめに「O~M」と唱えてきましたが、はじめは「???」と思ったけど、周りの中国のかわいい女の子も、堂々と大きな声で唱えてるし、続けているうちに普通になってきて、なんとなくそのままになってきました。唱えるときに空気が変わるような感じは好きだな~ぐらいにしか思っていませんでしたが、教える立場になりたいと思ったときに勉強しはじめて、やっと少し、こんな意味だったんだ~と思うことを読んだり、お話を聞くことができました。とても深い意味で、まだまだわたしは浅い理解ですが、今のところで少しだけ分かち合えたらうれしいです。

宇宙は大きなエネルギーで存在していて、その自然の法則は、いろいろな生き物や自然界、動物、すべてに写し取られています。わたしたちの小さな体にも、自然の法則は働いていて、ひとりひとり、ひとつひとつ独立したもののようでも、もとをたどれば、宇宙を構成しているエネルギーと同じです。それは、花や水、葉や光、それぞれのなかにも完全な形で存在しています。

振動の少しの違いや、相互作用によって、目に見える物質になったり、電波などの目に見えないものになったりするし、わたしたちの体も、細胞レベルでは常に入れ替わっていて、見た目はいつもの自分でも、1年前と後の自分では細胞レベルではすっかり入れ替わっているそうです。静であるもののようでも、動的な要素があって、その小さな振動のこと、すべてのものをつくりだすもとの振動、バイブレーションのことを、OMという音は指すそうです。宇宙の始まりの音ともいわれるし、木々がざわめく音、潮の満ち引き、波の音、日が登ったり、沈んだりするようなすべての自然の動きにも、この音が入っているそうです。

なので、ヨガのはじめに唱えるということは、ヨガ=Union 唱えることによって、宇宙や自然の要素を自分の内にも感じて、つながるという意味なのかな~?と今のところは思っています。

" OM is imperishnable word. OM is the universe, and this is exposition of OM. The past, the present and the future, all that was, all that is, all that will be , is OM. Likewise all else that may exist beyond the bounds of time, that too is OM." from the Mandukya Upanishad

(過去、現在、未来、そして時を越えたところも指す)

Om は A,U,M という3つの音と、唱え終わった空間の静寂も、それと数えられます。

それぞれの音は、起きている状態、夢を見ている状態、深い眠りの状態(でも意識がある)ことを表したり、Brahma ( Creater ), Vishnu ( operater ) , Shiva (destroyer)、創造、維持、破壊の現象を表すともいわれています。