さて、亭主の信二郎は一緒に、お鷹さんと話をしながら呑むのが好きらしく、彼女がいないと機嫌が悪い。

  今日、仕事であったことや出会った古い友人のことなどを話した。なかむつまじく、還暦であっても新妻のような扱いだった。2人でヤッホーと、写メをとったりした。

  お鷹さんは、いつも作った物を帳面に墨の筆で書いておく。

それは、もう、2~3年分もたまっている、何を作るか迷う時に、使うだろうと思って書いておくのだ。

(続く)