ある日、野ネズミのパロは 大黒城という

お城で 一夜明かそうと 旅の 荷物を

降ろしました

丁度 一番星が 輝いていました。

 ちょっとキッチンを拝借

手慣れた もので クラッカーに チーズと

オリーブを乗せて いただきました

そして、みかんを 絞って ジュースにしました。

呑み終わると ポンとゴミ箱に ストライク!

 

 すると、そこに ジュ―ン姫!

「まあ、あなた。何をしているの?」

「プリンセス、始めまして。私の名は カチト

少々 美味しいものを いただきました。

お礼に マジックを お見せしましょう」

といって 両手を ふるふると しました

するとそこから 赤と黒の シマシマの

ハンカチが出てきて、それは ガラスの

靴の イヤリング に繋がっていました」

「どうぞ プリンセス。」

「イヤリングを プリンセスの 耳につけました」

それは 丁度いい 大きさです

 

「まあ、すごい」とお姫様が ケタケタ 笑っていると

ハンカチの中から 大きな カーネーションの 花束が

出てきました。

「ありがとう」とお嬢さまは 喜びました。

 

「あなたのお名前は?」

「カチトです。プリンセスは?」

「ジュ―ンよ」

「プリンセスジュ―ン どうぞよろしく!!」とハンカチを

かぶりました。

すると その下には もう 何も いなくなっていました。

ジュ―ン姫は ふしぎに思いましたが 夢だったのかな

と思い ベットに 寝に行きました。

 

そして、よく晴れた 翌朝がやってきました。ジュ―ン姫が 起きると 

耳にに光ガラスの靴の イヤリングと、

沢山のカーネーションが

飾ってありました。

ジュ―ン姫は「ウフフ」と笑うと

くしゅんと一つ くしゃみをしました。  

                        終わり

(この物語はフィクションです)