(この物語はフィクションです)


「お福や、お福」

「はい、奥さま!」

「お前は明日誕生日、お前に新しい服を買ってきたよ」とチューリップのように奥さまは笑った

「奥様。そんな、もったいない」

「それとこれ、チヨットはでかもしれないけれどピンクの口紅」

「奥さま、ありがとうございます」

「さて、着替えておいで。一緒にスマホで記念写真だ」

「は、はい」

お福は嬉しさに軽く微笑んだ。口紅は濃すぎないようにソフトにつけた。

奥さまは

「ああ、お福良く似合う。どれ髪をとかしてあげよう」と、奥さまはくしをもった。

お福は鏡に映る自分がうれしかった。黒いユニのワンピースがそよ風に揺れている。

なんていい誕生日なのだろうと、お福は笑った。そして、マーガレットの花を背に二人で写真をとった。

いい春の日だった。道のわきに三日月が見えた。          完

 ユニクロさん、今日は体験実習ありがとうございました。私は趣味で小話を創るのがすきなので服にちなんだお話を作ってみました。感謝しています。