バリの絣 手織りの工房Endek Sekar Jepun(バリ⑦) | sehari-hari~ジャカルタ生活日記と日本のインドネシアネタ

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2017年4月~インドネシアのジャカルタへ

ジャカルタのいろいろな情報話題を日記として記録→2022年8月に本帰国しましたが、
2023年9月から再度ジャカルタ生活へ instagram@spis_mix

今回のバリ島旅行で絶対一軒は見に行こうと思ってた(時間あれば二軒)Baliの織物、絣のEndek

Pilih pilihさんでEndekを買う機会があって、コロナ前にバリに行ったっきりで、その時は知らなかったので

今回は絶対はずせない案件Endek探し


いくつかマークはしてたんですが、なんせUbud混んでるんで、次の宿泊地Sanurに移動する途中のルートから行きやすい所に絞って

お店ではないんですが、Endekを作ってるところ
Sekar Jepun
工房なので2階に織り機がたくさんあるんですが、行ったのが遅くて織る人がみんな帰った後だった
残念....

数十年ここでendekの製造に取り組んできた10人の職人がいて、毎日午前9時から午後16時まで織ってるそうです。

一階は小さなショールームと作業場があります。


バリの絣Endekも2002年頃から後継者不足や安いプリント生地や機械を使った織物が安くでまわるようになり、価格の面で負けてしまうため伝統的な織り機を使った工房が閉業していき、徐々に職人が減り衰退していきます。


バリ島の知事が、2021年に伝統的なパリの織物Endekの保存と発展に関する条例を出し、毎週火曜(満月、バリ州記念日、バドゥン県首都記念日と重なる場合を除く)にデンパサールで働く人はEedekを着用することにした。

デンパサール市政府は、特定の日にEndekで作られた服を着用すること、および正式なイベントでの公式服として着用することも義務付けています


どのくらい守られてるかはわかりませんが...


ちょうどモチーフとなるように染めている所を見学できました。

Sekar Jepunでは、着色するために使用する化学染料はジャワ産で、

糸をベースの色で染色し乾燥させた後、歯ブラシなどの道具を糸にこすって、作るモチーフに合わせて再度色を付けます。

モチーフの着色が終わった緯糸を水で洗い、また乾燥させます。

そこから織っていきます。


2019年10月にイリアナ・ジョコ・ウィドド大統領夫人と現職閣僚らがパリ島へ来たときにこの工房に来て、大統領夫人は4枚Endekを買っていったらしい。 


この工房ではシルクを使ったEndekもありますが、通常はコットンの細い糸で、

バティックのように生地のサイズで値段が違います

この工房で織った布には3mの生地もあって、それは他のお店の2.5mの機械織りendekより高い。

お店じゃないから、品数自体は少ない
ジャカルタでは展示会やマエスティック含めてたくさんの布に触れる機会があるので、ガッカリするくらいちょっとしかない。

(もしかして行ってみる人がいるかもしれないから強調しときます)

だだ、この工房のはあんまり普段みたことないモチーフのEndekで、サイズも大きい


一部のコーナーのはKarangasemで織ってる別の工房のを預かって販売してるとかで、見るとぜんぜん違う。


素人目だけど、見比べてよくわかった。

機械織りのは長く織って、裁断してるから生地端のところがまず違う。

この工房のは光沢もあって触った感触も少し違う。


他からの預かりものと大きさも違うけど、値段も2倍以上した


今回はここ一軒だけで、布だけ売ってる他の店に行く時間がなかったけど、なんせ涼しい生地なので、買った生地で何に仕立てるようか考えるのが楽しい


今後も展示会ではチェック案件


Endek Sekar Jepun

Jl. Sekar Jepun I No.6B, Kesiman Kertalangu, Kec. Denpasar Tim., Kota Denpasar


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