一緒に食べたかき氷。 | 今井絵理子オフィシャルブログ Powered by Ameba

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1ヶ月にわたり行われた統一地方選挙が終わりました。久々に息子と過ごした日曜日、一緒に食べたかき氷はとても美味しかったです。


議員になって初めて迎えた統一地方選挙。国会開会中ということもあり全ての仲間のもとへ応援に行くことはできませんでしたが、多くのことを考える機会となりました。






振り返れば3年前、初めての選挙にとても緊張したことを思い出します。右も左もわからない私は、とにかく必死に思いを訴える日々でした。


そんな私を支えてくださったのは山東昭子議員とその秘書の方々でした。選挙戦を組み立てていただき、いざ選挙が始まると多くの国会議員、地方議員、支援者の方たちが遊説・集会などのお世話をしてくださりました。


ただただ感謝する毎日でした。


主義や思想の違いに関わらず、選挙に関わる人がこれほどまでに真剣に、命がけで選挙戦に臨んでいることなど、この時まで知る由はありませんでした。


歌手をしていた頃は、恥ずかしながら政治に関心はありませんでした。とくに考えることなく、友人に頼まれた人に投票したこともあります。


日本に生まれ、日本で育ち、日本の人たちに応援してもらいながら歌っていたのに、忙しさを理由に自分の国や町のことを考えたことがなかった自分を、情けなく思いました。


昭和20年に初めて女性の参政権が認められました。それまでは立候補することも、投票することさえもできなかったこの国で、その権利を獲得するためにどれほど多くの先人たちが尽力されてきたことでしょう。


平成になり、選挙権は18歳以上に引き下げられ、また「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が施行されました。まだまだとはいえ、統一地方選挙後半戦では女性の市議候補の割合が過去最高となりました。一億総活躍社会の実現にむけて女性の活躍は一層期待される時代になりました。


一票の尊さ。


選ぶ側、選ばれる側、どちらの立場にあっても改めて考える必要があると思いました。特に選ばれる側の人間は、もう一度自分を選んでいただいた時のことを思い出し、一票の重さを再認識し、「投票に行っても何も変わらない」などと思われないような政治をしていかなければならなりません。


昔感じていた、「私の一票では何も変わらない。」という感覚は、間違っていたような気がします。自らの主張を実現するために候補者も陣営のスタッフも人生をかけてその一票のために働きます。


今回の相模原市議会議員選挙では同数得票のためにくじ引きで当落が決する場面もありました。数票の差で涙をのんだ候補者もたくさんいました。


当落だけではありません。接戦であれば、当選した側はより一層の緊張感を持つ効果もあります。選挙の結果を受けての政策変更もありえます。良くも悪くも多くの政治家は票の動きを意識しているのです。どんな世代の投票率が高いのか。どんな組織が応援してくれているのか。その人たちに喜ばれる政策に偏る傾向があります。


若い世代の皆さんへ。


私もそうだったように、若い方々はあまり政治に関心がないかもしれません。それは若い世代の投票率の低さにも表れています。しかし、このままでは若者のことを考える政治があまり行われなくなるかもしれません。それでは困ります。

誰に投票すればいいかわからないこともあるでしょう。しかし、いまは幸いなことにインターネットが身近にあり、情報を簡単に取得できる時代です。

選挙のたびに、自分たちが生活する国や地域のことを少しでも考えてくれたら嬉しいです。そして皆さんの一票で「私たちも政治を見ているんだ。無関心ではないんだ。」ということを証明していただけたらと思います。




時代は令和へと移ります。


これまで当たり前だったものがそうじゃなくなり、なにか新しいことが始まる時代へと向かうでしょう。私たちも固定観念を捨て、変化をしていかなくてはなりません。


男性・女性・LGBTといった性の違いや年齢、障がいの有無、国籍等で区別するのではなく、「わたし」「あなた」を精一杯生きられるような社会へと導いていきたい。そんな気持ちを強く持たせていただいた統一地方選挙でした。


当選された皆さん、おめでとうございます。また、全ての候補者、支援者、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。


「令和」を表す手話は、花のつぼみがゆるやかに開き、やがて花びらが環(わ)となった指先からふくよかな薫りをはなち、和みゆくさまを表しています。


ひとりひとりが花開く時代、令和。


大きな希望を胸に新しい時代を迎えたいと思います。