ステキなものを沢山集めて
ぎゅぎゅっとおにぎり大にして
食べちゃいたい。
でも一回でなくなっちゃったら悲しいから
金平糖サイズにして瓶につめて
ここぞというときに取り出して食べたい。
要は、夢や希望や安心感ややる気や愛や女子力などなどの
甘く儚いものを物質化したい。
でなければ、それらはあまりに脆く甘ったるいので
気をつけていなければ、すぐに見失ったり、
もっと甘くおいしいものを、と分不相応な高望みをして自身で破滅したりしてしまうから。
現代社会に生きる我々の手にできる物質の中には
集めて達成感を得ること
集める過程で良好な人間関係が構築できること
全ての問題が一瞬で解決すること
時には反則な力業で成功に持っていくこと
世界を平和にすること
それら全てが叶うオレンジ色のボール的なものはない。
残念ながら。
その類似品ともてはやされる『お金』
だって、上記のどれか一つを叶えることすら難しい。
よもや逆のベクトルに進み、より複雑怪奇に事態を悪化させる危険性のほうが高い。らしい。
そもそもそんなに持ったことがないので強く言及はできないけれど。
(悲しい)
物質化できれば
目に見えることで安心感が生まれるし
大事に鞄にしまって独り占めもできる。
そこまで考えて、
週に一度は皿を割る自分のことを思い出す。
物質化したら、過って壊しちゃうかもしれない。
他の人にも見えることで、妬まれ奪われちゃうかもしれない。
心配で心配で片時も離せず
不眠症になってしまうかも。
目に見えないことは
目に見えないことこそに価値がある。
なんて、当たり前なことを書き記すところに、
まだ物質化への望みが残っている証拠なのかも。
とどのつまりは、ステキなものでお腹いっぱいになりたいのだ!
仕方がないので、これからお茶漬けを食おう。